建物配置と土地利用レイアウト

土地の使い方をイメージする

プロの目から見ると土地をパッと見ただけでも、ここに駐車場がきて、こっち庭をもってくると明るいリビングできそうだ・・・

 

なんて事があらかた見えてきます。なぜかと言うと、それにはある程度のセオリーが存在するからなんですね。

 

一般の方は間取りのプランニングなんてしないので想像する事は難しいでしょうが、200棟、300棟設計してきたプロの目から見ると見えてくる土地の使い方があるのです。

 

その基本的な考え方をご紹介します。事考え方で土地を見ていくと土地を選ぶ時の参考になるのではないでしょうか?それでは見ていきましょう。

 

接道の方向と玄関、駐車場、庭の位置関係

道路との土地の関係はとてもとても重要なポイントです。まず間取りを考える上で確認することは、東西南北のどの方位で道路と接しているかという事です。図面を見れば一目瞭然ですが一般的に次のことが想像できるのです。いきなりまとめの様ですが以下のようにに考える事ができるでしょう

 

南北道路
東西道路

 

 

あくまで一般的に想像できる事程度ですので、土地の縦横比しだいではこの内容は適用できませんし、実際にプランニングを進めていくと必ずしもこの様にはなりませんが、以下の様な傾向があるのです。

 


1-1.北側道路の土地

駐車場:北側 - 建物:土地の中央位置 - 南側:庭

道路が北側に接続しているので駐車場は北側の東より、もしくは西よりどちらかになってきます。これは周辺の状況でどちらが良いかを判断します。

 

建物は土地中央になり南側が庭の配置計画になりやすいのです。北側が道路で南側に建物があるケースでは、ある程度南北に長い土地でないと南側が明るく取れない場合があるので注意が必要です。

 

どの程度長さがあればよいか?と言うことですが15m程度は欲しいですね。内訳は北から5m駐車場、6m建物、4m庭と言った配分です。

 

北側が道路の土地は暗いイメージをもたれ、敬遠されがちな土地ですが南側に道路がないという事はプライベートな庭が取れやすく、LDKなどの過ごす時間が長い部屋を持ってきても外部からの目線が気にならないと言うメリットがあります。

 

南側に建っている建物から5m以上距離をとれない場合はリビングやダイニングなど1階の部屋でも、その建物の影になる時間が比較的長くなるので注意しましょう。

 


1-2.南道路の土地

駐車場:南側 - 建物:土地の中央位置 - 南側:庭

南側道路の土地では一番の利点はやはり日当たり風通しでしょう。遮るものがありませんので最も有利にです。大きな窓を南側に設置することが一般ですが、道路も南側なので通行人や車からなど目線が気になる、プライベートゾーンが作りにくいと言ったデメリットもあります。

 

プライベートな庭が造りたい場合はエクステリアの工事で目隠しを造って目線を遮ることは十分可能ですが、コストが掛かってしまいます。

 

北側の土地については逆に人目に付かない場所になりますのでサービスヤードとて使うことができますので、外用のゴミ箱を置いたり、タイヤを置いたり有効活用できるでしょう。

 


1-3.東(西)道路の土地

駐車場:南側・もしくは道路側 - 建物:北側 - 南側:庭

東側、西側に道路がある場合の土地はプランニング、エクステリアの計画次第で様々なパターンが想像できバリエーションが多いと言えます。東側道路であれば朝日が期待できるのそれを生かしたプランが作りやすいです。西側道路であれば、西日を考慮しながら全体の計画を進める必要が出てきます。

 

基本的な考え方は駐車場と庭を南側にまとめ北側に寄せて建物を配置する事です。

 

道路の反対側が家の裏側になるので、サービスヤードとして利用する事が考えられます。

 

以上の様な事が想像できるので、これを頭に置いたうえで駐車計画や、玄関の位置、庭の位置などの土地に対しての全体計画を考えていくとまとまりのあるゾーニングができあがります。土地を選ぶ際にもそれぞれの特徴をある程度理解した上で選択できると良いですね。

 

東西南北道路の方向と間取りの位置関係とは

土地全体の計画が大体分かると、間取りも実はある程度見えてきます。希望のコの字型や、ロの字型の間取りなど様々ですが、スタンダードな考えたかを適用すると、この場合はこの位置にリビングがきて・・・と言った具合です。

 

下記のにその道路位置によるスタンダードな間取りの考えかを紹介しています。

 

東西道路
東西道路

 


2-1.北側道路の土地

図のように南側が庭となるのでLDKも必然的にやはり南側に持ってきたいですね。玄関が北側になるので、北側が水廻りや、階段等になりやすく南側が日当たりを重視したい部屋を目一杯持ってくることができます。

 

LDKのレイアウトは様々なパターンが考えられますが、最大のメリットは南側にLDKや和室など明るくしたい部屋を並べやすい点です。

 


2-2.南側道路の土地

駐車スペース、及び庭は南側に玄関も南側になりやすいです。基本的に外回りの要素はほぼ南側に集中してしまいます。南側に玄関がきやすいので、1階の南側の一部は玄関で使ってしまいます。つまりその分南側に持ってこれる部屋の幅が少なくなるのです。

 

土地が十分に広い場合はあまり気にならないでしょうが、南北に長い土地で東西に狭い土地の場合は南側が道路といえど、LDKに十分な明るさを確保しようと思うと設計的な工夫が必要になっています。

 

南側が道路の土地も間口(東西方向の幅が)が狭い土地の場合は良く検討する必要があります。最低限どれ位間口があれば明るいリビングが1階に取れるかと言うと、6m程度は必要です。

 


2-3.東、西側道路の土地

駐車スペースは南東もしくは、東側になるケースが多いです。建物は南側をできるだけあけて配置をして日当たり、風通しを確保するように配慮します。基本的な考え方は駐車場と庭となるスペースを南側に配置することです。

 

土地が南北に狭い場合の計画は駐車場は東(西)、庭が南とはっきりと分かれてきます。また南側の建物との距離が取れない場合は北側道路の場合と同様に2階リビングや、吹き抜けなど間取りを工夫して明るいLKDにしていく必要があります。

 


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