南北が狭い土地を思い切った設計で思い通りの快適性を

この家のデータ

4LDK
1階:98.35u(29.75坪)
外観テイスト:シンプルモダン

 

この間取りで参考になるポイントはココ!

 

  • 南北に短い土地でのLDKのゾーニング
  • サービスヤードとパントリー等の取り方
  • 南北に短い家の利点

 

▼▼平面・立面▼▼

日当たり,平屋

 

日当たり,平屋

 

配置計画のポイント

 

Point:LDKを北側に配置する事でうまくいく
土地形状が扇状になっており、二階建てであれば特に日当たりなども問題ないのですが、平屋を建てるには南側に庭を広く取ることが難しいケースです。このような土地こそ設計力がものを言う物件です。

 

通常であれば南側にLDKを持ってきて北側に寝室、子供部屋などを配置していきますが、今回は逆のパターンです。北側にLDKを配置してそのすぐ南側を庭、南側に寝室、子供部屋を配置しています。

 

 

Point:妥協も必要
南側に隣の家が迫っているのでたいして日当たりは望めません。LDKをと庭を最優先させているゾーニングです。思い切って取捨選択することで全体のバランスが取れた間取りになっています。

 

 

平面計画のポイント

 

Point:設計力で日当たりを改善、カバーする
配置計画でも記載しているますが土地に対するLDKの位置これが最大のポイントです。一見日当たりを取るのが難しそうな土地に対する一つの提案です。

 

トップライトを採用する等の方法もありますが、今回は間取りで解消できるのでそちらで解決させています。

 

 

Point:何を優先させているか
このゾーニングでは玄関が中央でパブリックゾーンが北側、プライベートゾーンが南側となってます。メリットはLDKが快適に保たれていることですが、プライベートゾーンは隣の家も近く日当たり、眺望も良いとは言えません。

 

このように割り切った間取りにすることで良い部分、悪い部分がハッキリして重視している所が快適になる良い例だと思います。この土地形状と隣地との関係を考えると、LDKを南側にすると全体的に中途半端な快適度の部屋ばかりになってしまい、結果とし失敗した・・・という事になるでしょう。

 

日当たり,平屋

 

Point:南北に短い間取りは風通しが良い
また南北が短い間取りの特徴ですが、LDK等の部屋が北側、南側とも外気に接する場合が多い(北側が水廻りなどに接していない)ので窓が南北に十分取れるので風通しの面で抜群に優れています。

 

 

Point:家の中央付近にある収納は使いやすい
今回の間取りでもう一点参考になる点はパブリックゾーンとプライベートゾーンの間に収納をとりどちらからでも使いやすい位置にあることです。場所的にも掃除機、扇風機、ヒーターなどの収納にしても良いですし、衣類関係のクローゼットとしても良いですし、多目的に使える場所です。

 

 

納戸と表現するとどちらかというと普段あまり使わない物が集まってくる収納のイメージですが、こちらは多目的収納と言えるスペースです。

 

 

外観デザインのポイント

 

Point:片流れが似合う形
平屋ですが片流れ屋根の組み合わせのデザインです。平屋ですので屋根がおおきくなるので、片流れの形状にすると一番高い部分は2階建ての高さ近くまでになる場合が有り外観に迫力が出ます。

 

シンプルモダンのシャープなデザインにしているので窓もできるだけシンプルなデザインに終始させています。かっこいいでしょ!

 

この間取りを参考にしたいと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!

  • (南北が短い土地の場合)LDKは北側に寄せ南は駐車場、または庭にする
  • 間取り中央付近にどこからでもアクセスできる多目的収納が欲しい

 

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