新しく土地を購入する際に見落としがちですが、見落とすと最初から計画を考え直す自体になりかねない項目があります。
それが「電柱の位置」です。敷地内に電柱が建つケースが多いのですが、近くの道路に設置するケースもあります。新しく土地を購入する際は必ず電柱とそれに付随する支線、支柱が新築を計画する上で邪魔にならないか確認しておく必要があります。
今回は新築の計画に際して、電柱とそれを支える支柱と支線について確認しておくべき内容を伝えます。
これから造成(工事をして土地を作る行為のこと)されるまたは造成中の土地を購入する場合は、どこに電柱が建つかその計画を造成業者、不動産業者に確認をする必要があります。新しい分譲地の場合は土地の区画図や広さ等は公開されていても電柱の計画図まで公開しているケースはあまりありません。
もちろん、分譲している不動産屋に聞いてみれば教えてくれるでしょうが、そもそも電柱がどの位置に建つかと言う事にあまり気が行かない場合がほとんどでしょう。
もし駐車場になるような場所に電柱が来ると計画が成り立たない場合もありますし、窓の目の前に来るよう出れば眺望も著しく悪くなる場合もあります。
広大な土地に家を建築するのであれば良いですが、一般的な40坪〜60坪程度の分譲地の場合は電柱が敷地内に設置される場合はその位置が非常に重要になってきます。
駐車場として予定している場所にあればその分駐車スペースが狭くなりますし、出し入れが難しくなるケースもあります。
また電柱1本だけであれば良いですが、場合によっては電柱を支えるため支線(電柱から斜めに引っ張ってあるワイヤー)、支柱(コンクリート柱)が併せて設置される事もあります。こうのような場合は特にその電柱計画に注意しておく必要があります。
家ができて生活をする為にはライフラインが必要です。建て替えをする場合には今まで使っていたライフラインがそのまま使えるケースがあるのであまり気にならないかもしれませんが、新しく土地を購入して建てる場合、更地に建てる場合はガス・電気・水道・排水をどの様にするか考えないといけません。
ここまでは誰もが分かる事ですが、実際には家に電線が引き込まれており、どこに電柱がたっていて、どの辺りの線から引き込まれているかと言う事まで気がつく人はほとんどいません。
何もなかった所に家を建てるケースの場合は建てる特に前にどこに電気が取れる電柱があり、どのあたりから新築の家に電気が引き込めそうか事前に確認しておく必要があります。
こちらも場合によっては敷地内に電柱の新設が必要になる場合もあります。「せっかく購入を決めたのにここに電柱が建つとは思わなかった!」とならないようにできるだけ事前にチェックしましょう。
※できるだけ・・・と記載している訳は実際に電力会社に相談すると、担当者が現地を確認してくれます。これもケースバイケースなのですぐ回答が出る場合と、回答が出ない場合があります。時間が掛かる場合もある事を念頭において置きましょう。
新規分譲地を購入する場合も、既存の土地を購入する場合も電柱位置は見落とされがちです。これは一般の方に限らず住宅メーカーの営業マンでさえ見逃してしまうケースがあります。電線が上空を通っているためか想像しにくいようです。
電柱に関して以下の3点に注意して土地の購入、新築の計画を考える必要があります。
いかがだったでしょうか?土地の検討に関して少し専門的な内容ですが、とても重要な項目です。見落としていた場合はすぐにチェックしましょう。