勾配天井のメリットとデメリットを知る

勾配天井にすると空間が変化して面白い

建蔽率の画像

勾配天井という言葉も聞きなれない事でしょう。これは吹抜けのように天井が高く斜めになっている天井のことを指しています。

 

この空間のメリットデメリットは吹き抜けの場合とよく似ています。しかし天井が斜めになっているという事はただの吹抜けとは違います。

 

一番異なってくる所は空間に縦と横のラインだけでなく【斜め】という新しいラインの要素が加わると言う事です。この斜めの要素がどう影響するのかを考えて見ましょう。

 

 


1.空調への影響はある?
誰もが知っているように暖かい空気は上へ上っていきます。吹き抜けと同じようにシーリングファンを設置しなければ、天井へ溜まってしまいます。上方に溜まった暖かな空気を下に下ろすためにもシーリングファンは必須です。

 

夏場のエアコンの空気は下におりてくるので、シーリングファンは必要ありません。しかし勾配天井にする場合、天井裏が無くなることを多くの場合は忘れられています。説明を受けることも無いでしょう。

 

この天井裏が無くなるということがどういう事か分かるでしょうか?一般の方には想像できないでしょうが、屋根がそのまま部屋の天井になっているので太陽による熱を直接的に受けてしまうのです。

 

分かりやすくいうと勾配天井は「暑い」のです。天井裏があれば屋根で受けた熱は屋根裏に一旦たまり、間接的に部屋に届くのですが、この緩衝できる空間が無くなってしますのです。

 

断熱性能がかなりしっかりしていなければ夏場のエアコン代UPにもつながってしまうのです。あまり知識の無い営業マンであれば説明してくれないでしょう。

 


2.勾配天井はコストアップになる?
感覚的にも分かるかも知れませんが、まっすぐな天井を造る場合と斜めになっている天井を造る場合では工事の手間が変わってきます。単純に斜めになっている空間を作る方がコストが掛かります

 

また照明器具も勾配天井に対応している商品を選ぶ必要があるため若干ですが割高です。先ほど出たように冬場であれば空気を循環させる為にシーリングファンが必要なので欲しくなくてもファンを設置する必要があるのでファン代がアップになります。

 

また夏場であれば屋根裏がある場合と比較すると部屋が暑くなりやすい構成なのでエアコン代のアップが考えられます。エアコン代のアップと照明の費用アップは大した金額では無いでしょうが、斜めの天井を造るコストとファンの設置コストは高額なので最初に良く確認をして採用するかどうかを考えル必要があります。

 


3.インテリアは良くなる?
【斜め】という新しいラインの空間要素が加わるこれは空間デザインの考え方からしても、とても大きな変化です。その空間の面白さは一度見れば取り入れたくなること請け合いです。

 

インテリア性の面から考えると遊び心を刺激してくれる要素が沢山あります。

  • 天井のクロスを壁のクロスと変えてみる
  • 勾配天井に化粧の梁を設置してみる
  • 天井仕上げ材に羽目板(木の板材)を取り入れてみる   ・・・etc

 

空間の面白さもあるのですが、勾配天井を意図的に設計すると外観や屋根の設計の仕方がかなり特殊になってくるので、外観デザインについては多少限定的になってくる場合があります。

 

 

4.勾配天井のまとめ

 

メリット

  • 空間が面白くなり開放感がます。
  • インテリア性も高く、色々な応用が考えられる。

 

デメリット

  • 空気を循環させるためにシーリングファンを設置する費用がかかる
  • 天井を斜めに施工するために工事費がアップする
  • 夏場は直射日光の影響を受けやすい空間になる

 

 

いかがだったでしょうか?意外なデメリットがありませんでしか?特に夏場が暑くなる理由は盲点だったでしょう!勾配天井をお考えの皆さん、是非参考にして取り言えるかどうかを検討してみてください。

 

 

 



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