間口7mの縦長のうなぎの寝床の土地に建てる設計

この家のデータ

4LDK
1階:66.07u 2階:57.43u 延べ床面積:123.50u(37.35坪) 
外観テイスト:シンプルモダン

 

この間取りで参考になるポイントはココ!

  • 横幅を抑えた全体的に縦長な間取りの取り方
  • 冷蔵庫は壁埋め込み式
  • 密集地で立てるとき吹き抜けによる採光の取り方

 

 

▼▼配置・平面・立面▼▼

細長い,土地,間取り

細長い,土地,間取り


細長い,土地,間取り

 

配置計画のポイント

 

Point:とにかく間口が狭い
図面で道路を記載していませんが、北側道路で南北に細長い土地の間取りです。商店街などの商業地域によく見られる土地形状です。便利な地域性ですが、隣地の建物も敷地いっぱいに建っている場合がほとんどで、光を取り入れる部分が限られてきます。

 

今回は南側からの採光が望めそうな土地だったので、そこから奥まで光が取り入れるように考えた配置にしています。

 

 

 

平面計画のポイント

 

Point:部分的にも縦長計画
全体のゾーニングは北側が水回り南側が居室側とはっきり分けて日当り考えています。またこの水回りもなるべく縦長に計画をして、玄関周りがある程度の広さがとれるようにしています。

 

 

Point:工夫で玄関を広くする
狭い土地だから狭い玄関ではなく、広さもとれる設計に。玄関を広めにとる為にキッチンの横を少し斜めに壁を作っています。このためキッチンの後ろの壁がなくなっていきますので、1.8m程度の食器棚と北側に水回りに続く出入り口を考えるとキッチン後ろに冷蔵庫が収まりません。

 

 

Point:冷蔵子を壁内へ
そのためキッチンのすぐ横を使って冷蔵庫が壁内にすっぽり収まるような計画にしてまとまりをとっています。土間収納とダイニングの収納も固めてしまい部屋形状がいびつにならないように配慮しています。

 

 

Point:大きな吹き抜けから光をとる
LDKはワンルームタイプの縦長で計画をしており、和室を南側に隣接させています。リビングと畳に明るさを求めた間取りになっています。土地の両サイドに建物が隣接しており、東西からの明るさは望めそうにありませんので、2階に大きな吹き抜けをとっています。

 

 

この吹き抜けを縦長にとっているため、吹き抜けからの光がダイニングや奥のキッチンまで届くように計画をしています。

 

 

Point:縦長窓の効果
南側の立面図がないのでわかりづらいのですが、吹き抜けの窓も縦に長い窓を設置して光が部屋の奥まで伸びるように配慮しています。

細長い,土地,間取り

細長い,土地,間取り


 

 

 

Point:寝室と子供部屋の距離をとる
2階は吹き抜けがあるのである程度1階の音が届きやすい間取りですので、寝室を吹き抜けから離して北側に計画をしています。(その分子供部屋が吹き抜け付近にはなってしまいますが、どこを優先させる部屋かと言うことです。)

 

 

さらにこちらの寝室は収納も挟んで子供部屋・吹き抜けがあるのでその点でもワンクッションおいているのでより落ち着いた寝室になっています。

 

 

吹き抜け横を廊下としてここからバルコニーに出れるようにしていますので、廊下が長くなってしまうデメリットもありますが、布団を干すときなど、どこかの部屋を経由しないとバルコニーに出れないと言うことはないので、洗濯・布団干し等の時に使い勝手がよい設計です。

 

 

 

外観デザインのポイント

 

Point:窓が少ないというデザイン
外観は北側が見えるだけですので北面のデザインが良くなるように考えています。窓が元々少なくて部屋の配置になっていますので、窓があまりなくすっきりとしたデザインを目指しています。

 

そのため採用している窓もスクエアな窓でなおかつ、引き違い窓に見られるような桟がないデザインの窓を使っています。

 

 

この間取りを参考にしたいと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!

  • 吹き抜けによる光の取り入れ方を工夫して1階の奥まで光が届くようにして欲しい
  • キッチンを広く使いたいから冷蔵庫は壁に埋め込んである形が良い
  • 寝室は吹き抜けから離して計画したい

 

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