住宅の外観デザインのセオリー

住宅の外観デザインの基本は屋根の形状と窓

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設計事務所の外観はおしゃれでかっこいいと言うイメージがないでしょうか?

 

一方でハウスメーカーの外観のデザインはやはり見たことがあるようなデザインが多いので設計事務所と比較したときデザイン性には劣るのかな?と思われるでしょう。

 

それには理由があるのです。ハウスメーカーは基本的に規格の窓サイズや構造、建材があり、商品によって設計ルールが決まっています。

 

そのため設計事務所がとっているような手法はとれないのです。

 

しかし規格化された高品質な建材、断熱性能、気密性能によって、デザインこそ一定の枠をはみ出ることが難しいですが、コストパフォーマンスに優れた家と言えます。

 

この回ではハウスメーカーの家のデザインを主体に美しい外観デザインはどのように考えていくかを伝えていきます。

 

屋根の形状

近年は太陽光の普及によって屋根の形状は急速に単調な物になってきましたが、まず印象を決める屋根について見ていきましょう。

 

現在の住宅の主流の屋根形状は5つの形状に絞られます。もちろん他にも屋根形状はあるのですが、住宅展示場、周辺の戸建てを見てもらっても分かるように、これ以外の屋根はまず出くわしません。

 

それくらい多様な形状があるとは言え屋根の形状はほぼ以下の6パターンに決まってくるのです。

 

  1. 切り妻
  2. 寄棟
  3. 片流れ
  4. 入母屋
  5. 陸屋根
  6. 差し掛け

 

屋根の形は家の印象を決める大事な要素です。

 

それぞれ特徴がありますが、切妻屋根は軒、ケラバの出の調整、屋根材でモダン〜和〜洋風までオールマイティーに対応できます。

 

特に屋根形状について決まった要素が無ければまずは切妻屋根でデザインをしていくと良いのです。

 

屋根形状計画のセオリー

屋根はまず切妻で計画をしてみる

 

 

窓のデザイン

窓を美しくデザインするためにチェックすべき項目は 見える外観面は「ラインをそろえる」「種類をそろえる」 見えない外観部分は「機能、コスト、インテリアを重視」です。

 

やはり窓は同じ面に並ぶとき高さや幅がちぐはぐだとかっこ悪いです。そのため出来るだけラインをそろえることを意識して窓の計画をしていきます。

 

また窓も色々な種類の窓を多用すると見た目にも良くありません。

 

同じ種類の窓を使う、または極端な例では同じ窓しか使わないという大胆な設計でも良いのです。

 

よくある失敗例として縦長の窓と横長の窓を同じ面、または同じ角度で見て近い面に並べて計画してある家を見かけることがあります。(勝手な印象ですが、ローコスト系のメーカーさんに多い)

 

部屋から見ると部屋ごとの窓なのでインテリア性もあるかも知れませんが、外から見ると統一感がなくあまり窓の設計について考えていないようにも思えてしまいます。

 

窓は部屋から見る場合と、外から見える場合両方を考えてバランス良く設計する事が重要です。部屋だけの事を考えてもダメですし、外観だけ考えてもダメなのです。

 

窓デザインのセオリー
  • 同じ種類の窓を使う
  • 縦横のラインをそろえる
  • 縦長、横長などの窓を同じ面に混在させない