こちらの書き方も基本的には等角図の書き方と同じです。
自分の適当な感覚で補助線をフリーハンドでかいてどんどん箱を書いていく手法です。
ただし一点透視は補助線を引く感覚が難しいので素人の方では習得に時間がかかるのではないかと思いますので
あまりお勧めはしていません。
難しいですが、できるとプロが書いたようなパースができちゃいますので、頑張ってみる時間がある方はトライしてみても良いかもしれません。
新人設計士の方の参考にもなると思います。
是非一点透視図の簡単なスピードパースを取得して打ち合わせに活用していきましょう。
完成までの流れはこちら
まずは基準となる壁面を作ります。1m書くマス目を書いていきますが、白い紙に適当な大きさで適当な間隔でマス目を書いていきます。
今回は横4mの部屋を想定して書いています。
天井の高さは2.4mが主流ですが、細かいことは気にしません。大体2.5m位の天井の高さを措定します。
図のように色々な線消失点という点に向かって伸びていきますのでその点を決めます。
正直先ほど書いたマス目の中であればどこでもよいですが、
一応オーソドックスに床から1.5m左右は対象となるように真ん中に点を持ってきています。
消失点を決めたらまずは壁から1m手前に来る床のマス目ラインを雰囲気で入れます。(笑)
本当にざっくりこんな感じで入れます。スピード感が大事ですので。
どんどん手前にくる床の補助ラインを入れる為に、斜めにラインを引き交点から次の補助ラインを決めて線を引いていきます。
これで部屋の骨格はできあがりました。
補助ラインを目安に家具を平面的に入れていきます。
今回は左からテレビボード・テーブル・ソファをイメージしています。
平面的に家具を書いたらそれをベースに箱を書き上げていきます。
箱が書けたら少し具体的にソファの形状やテレビボードのデザイン・テレビなどを書き加えていきます。
この段階でもまだ薄い下線の状態です。
補助線を濃い線でなぞって形にしていきます。
定規等は一切使っていません。とにかく目分量、フリーハンド!
影を立体的に見せるために2面に入れます。
今回は手前の見える面+左の面になっています。
また、補助ラインを目安に窓も書き加えますが、この辺りは複雑でもない為下線なしで一気に書き加えましょう。
(もちろん下線を一旦書いてもらっても良いです。)
影の濃淡がでるとより立体的に見えてきますので、濃くする面を決めてしっかりと濃く影をつけてみます。
ちょっとしたテクニックですが、テレビも黒く塗ってしまいましょう。
この辺りからは少しパースがよく見えるようにする為に書き加えていく項目です。
カーテンやダウンライト、テーブル上の瓶・コップなど細かな描写をしていきましょう。
窓から見える添景を書いて見ましょう。今回は樹木を書き加えましたが、左面の縦長の窓のように黒く塗りつぶすだけでもOKです。
テレビと同様用に反射するガラス面などは黒く塗りつぶすと言う方法もあります。
最後に部屋名を書き足しておしまいです。この辺りも英語を使って書いて見るとプロっぽいですね。