新築を考えだしたら、ハウスメーカーのカタログをみて勉強してみよう!と思う人も多いことだと思います。
資料請求をしてみる事は良い事なのですが、貰えた資料が実例集しかなかったらどうでしょうか?これでは得られる情報はネットサーフィンしているのと何ら変わりません。
一歩間違えると、部屋の片隅に結局見ない資料の山が出来上がっている・・・かもしれません。
この記事ではそうならないように、資料請求する時の注意点をお伝えします。単純に「カタログ下さい」と伝えるだけでは、欲しい情報が得られないのです。
どんなん情報が必要かしっかり確認しておきましょう。それではどうぞ!
いざ資料をもらおうと思った時、どこで手に入れますか?主な入手先は実は3つあるのです。
それぞれの特徴を簡単に確認しておきましょう。以外な発見があるはずです。
カタログをもらう為だけに展示場を訪れることはあまりおススメしません。
アンケートを書き、営業マンの接客を受け、展示場の説明を受けながら見て回ると1つのメーカーにかかる時間は30分〜長ければ1時間近くかかります。
場合によってはせっかく展示場を見たのにカタログは貰えず、会社紹介的な資料だけ渡されることも考えられます。
ですので、展示場はあくまで「実物を見て・体感して確認する・参考にする」為に訪れる場所であり、カタログ目当てで行く場所ではない事を理解しておきましょう。
最初から目当てのメーカーが決まっているのであれば、いきなり展示場見学も良いでしょう。
こちらの方法もカタログを手に入れる方法としては良いですね。いちいち営業マンの接客を受けずに済みますし、ネットから請求できるので、展示場を訪れる必要はありません。
しかし、各メーカーのホームページからそれぞれ請求する必要があるので、何度も住所や名前、メールアドレス・会員登録などを入力する必要があるので、この辺りが面倒です。
この作業を頑張れる方は、各ハウスメーカーのホームページから頑張ってみるのも良いでしょう。
各メーカーのホームページから個別に依頼する方法を1箇所にまとめたサービスのサイトがいくつか存在します。
一括で請求できるので、手間いらずですが、1度は住所、名前などを入力しなくてはいけません。
専門サイトはカタログだけではなく、間取りや、見積も一括で依頼できるといった、特徴のあるサービスを付け加えています。
まだメーカーを絞っていない段階では、色々研究できるので最も効率的と言えそうです。
いきなりですが、家づくりの最初の段階では、まず「総合カタログ」を貰うようにしましょう。
理由は簡単です。そのメーカーの特徴が最も良く説明されてあるからです。また掲載されている情報量が最も多いのが特徴です。
メーカー側も自分の会社を選んで貰うと力を入れているメインのカタログでもあります。その会社の特色やアピールポイントなどが入っており、候補先を検討する上で最初の段階の資料としては非常に重要です。
家づくりの流れなどの説明があったりと、勉強になることも沢山詰まっていますので、スタートで見る資料としては最適です。
また、カタログと言っても実は様々なカタログが存在します。
各商品を詳しく説明するためのカタログや、性能だけを説明しているカタログなど色々ありますが、このピンポイントに説明されているカタログは最初の段階ではあまり見る必要はありません。
実際に手に入ったら比較していきたい項目は以下のようになるので、確認しておきましょう。
1.構造
木造なのか、鉄骨なのか、コンクリートなのか。正直申し上げると、特にこだわりが無ければ木造で良いでしょう。ただし今の時代、耐震等級3を取れるところに限ります。ちなみに日本の住宅は8割が木造です。
2.商品の特徴
強さが特徴なのか、デザインが特徴なのか、耐久性能なのか、断熱性能なのか、商品により様々です。自分がこだわりたい部分がきちんと説明されてあるメーカーを候補として考えていけばよいでしょう。
3.アフターメンテナンスについて
1年、2年、3年、5年、10年と定期的なメンテナンス情報が載っているでしょうから、そこを確認しておきましょう。大体どのメーカーも似たよな内容になるのですが、もし記載が無ければHP、もしくは営業マンに直接確認するなどしておいた方が良い項目です。メンテナンスに来ない・・・なんてメーカーはないでしょうが((笑)
4.年保証システム
最近最長60年保証とアピールするメーカーが登場しています。ただ、10年ごとに有料のメンテを受けた場合にもう10年保証というシステムがほとんどですが。
しかしこの長期保証システムを取っているという事はそれなりに自社の商品に自信がある裏付けでもあります。
5.実例写真
総合カタログには展示場など、企業のイメージをよくするた為に豪華でオシャレな家の写真が載せられています。一般の実例物もそのメーカーの自信作の実例が載っています。雰囲気を掴む為に必要です。
6.断熱性能
脱炭素社会へ向けて、省エネが当然の時代になっていますので各メーカー断熱性能には力を入れています。専門的な数値が並んでいるはずですが、どのメーカーも十分な性能を持っているはずですので、参考程度で良いでしょう。
7.モジュールの説明はある? 尺?メーター?
カタログではあえて説明していないかもしれませんが、メーターモジュールのメーカーは説明している場合があります。メーターモジュールの方が割高ですが、トイレ、階段などは使いやすい広さが計画できます。
カタログの作り方もメーカーによってそれぞれですので、上記の項目が全て入っているとは限りませんが、総合カタログであれば1〜6までの項目は大体載せているでしょう。
1〜6までの項目は住宅の購入に当たっては基本的、かつ重要な項目です。この説明抜きにはお客様を納得させることができないので、多くのメーカーで説明されているはずです。
まずは総合カタログを比較することで、それぞれのメーカーの特徴や雰囲気などを掴むことができます。
ネットサーフィンだけでは比較するほどの情報がまとまっていないので、
実際にカタログを手に取って比較するアナログな作業が以外に重要です。
展示場に訪れる場合も、ネットで請求する場合も全く同じことなのですが、
家づくりについて真剣である事を伝えておくと、カタログなどの必要な資料がきちんと貰える可能性が、数倍は高くなります。
「そんな訳ないでしょ!」っとお思いの方。違いますヨ・・・
担当している窓口も「人」ですので、反応の薄い人よりも、反応がハッキリして、家づくりを頑張っている事が伝わる人へ、きちんと対応したいと思うのです。
もちろん、対応する窓口の人も仕事ですので資料請求すれば対応してくれるはずですが、
きっちりと希望の資料をもらう為にも、真剣さを伝える作業は大切です。
展示場ではその時の態度で示す必要がありますが、ネットで依頼する場合はコメント欄に記入すれば問題ないので必ず実行しましょう。
コメントを記載するときも難しく考える必要はありません。
「家づくりを真剣に考えています。よろしくお願いします。」 のような当たり前の書き方で十分です。是非担当窓口の人にもあなたの家づくりの一歩をしっかり手伝ってもらいましょう。
顔が見えないオンライン依頼だからこそ、言葉で伝えることが大切です。
※家を建てる予定の無い方は、資料請求は控えましょう・・・
上記の話をまとめると資料請求する時の注意点は以下の2点ですね。
この2点を守ることで確実に、そしてメーカーの特徴を知る為の資料をゲットすることができますので、初めの一歩としては上出来です。
これだけでも、この先スムーズにメーカー選びができますし、何より家づくりの勉強になります。
スタートダッシュをより充実させ、先々失敗しない為に、もう一手間加えましょう。
カタログで得られる知識や資料は、あくまで万人向けに作られもので、あなたの為に作れらた物ではありません。
そこで、あなたの要望を入れた 間取りや、資金計画(必要な予算を表にした物) といった、あなたの為に作られた資料を手に入れておくと、家づくりの全体像がハッキリし、一気に具体的になってきます。
最も充実した資料の状態にするには、次の2つを準備することです。
↓実際にネットで入手した資料を公開しておきます
この2つの準備ができれば、家づくりのスタートは、まず失敗しないでしょう。
その為の方法はこちらの記事で、詳しく説明しているので参考にしてみてください。