パースには一点透視・二点透視等色々な手法がありますが、最も簡単なパースは等角図と言う手法です。難しい考え方や下準備は不要です。補助線は引いた方がきれいに書けますが、補助線も全てフリーハンドで書きます。
とにかく時間を掛けない、そこそこきれいで立体的に見える図面を書いて見ましょう。この方法を使っていくと家具なんかもフリーハンドでそこそこ見れるパースができあがっちゃいます。
実際の間取りの打ち合わせでもよく使っている手法です。なれてきたら補助線がなくてもバシバシ書くことができてしまいます。
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まずは1m角の補助線を引いていきます。とにかく簡単に書いて見る!が重要ですので感覚でどんどん線を引きます。下線ですので薄めで書きます。
高さ方向の補助線も同様に入れていきます。通常2.4mの天井高が多いので2.4mとします。感覚で書いているので2.5m程度になっても全く問題ありません。この補助線の感覚も定規など不要です。自分の感覚でこれくらいが1mだ!と決めてしまいましょう。
家具等の下線をまずは平面的にいれます。自分が購入予定の家具のサイズが分かればよりリアルな仕上がりになるかもしれませんが、雰囲気をつかむためのパースですので、細かな事はおいておきましょう。
平面的な下線が書けたらどんどん箱を書いていきましょう。このパースの最も重要なパートです。箱を書く!これが大切です。
少しリアルに見せるために形を書いていきます。まだ下線の段階なので薄めの線で書いていきましょう。
できた下線を元に濃い線でなどっていきます。ほぼ形になりました。これだけでも十分部屋の感じがつかめるのではないでしょうか?
窓や壁の開口部分やドアの絵なども書き加えて行きましょう。部屋の雰囲気がより伝わり安くなってきます。
影をつけると立体感がより際立ってきます。つけるときは2面につけるようにしましょう。※難しければ1面でもかまいません。
影も濃い・薄いをはっきりさせると見栄えのする立体感ができあがります。フローリングのラインを入れるときれいに見えてきます。
細かな演出ですが、コップや瓶、カーテンなどを加えてリアリティを出してみましょう。※ここからは部屋の雰囲気をつかむためではなくパースをより見栄え良くするための手法になってきます。
外になるところにも庭木を書いて見ましょう。ウッドデッキなどをもうける場合にはそれを付け加えて見ることも良いかもしれません。
最後に部屋名を記入して終わりです。英語を使うとプロっぽいですね(笑)
いかがだったでしょうか?とっても簡単でよね。
複雑なパースもこれを応用しているだけですよ。