外観デザインを決める要素5つの要素

外観を印象づける要素として以下の様な5つの要素があります。

@屋根の形状 A建物の凹凸 B外壁・屋根の色 C外壁・屋根の素材 D窓

もちろんこれ以外にも窓周りや外壁の装飾材であったり、外構(エクステリアのデザイン)であったりするのですがまずはこの5つの要素が占める割合が大きいのです。
それぞれの持つ特徴をつかんで外観をデザインしていく必要があります。それぞれの

 

@屋根形状

屋根の形とデザインのページを参照

 

A建物の凹凸

新築,戸建,外観デザイン

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建物の凹凸は一般的な考え方では凹凸が多い方が建物の表情を出しやすく、デザイン性の高い建物が出来上がってきます。しかしデザイナー住宅などでは完全にスクエアな建物で平面的な凹凸が全くない住宅でも窓のデザインやアクセントに格子を利用するなどしてデザイン性の高いものが多く存在しています。

 

窓・素材といった要素を取り除けば凹凸が多い建物の方がデザイン性は豊かになってきます。しかしその反面コストアップ等の原因にもなってしまいますのでコストバランスが重要になってきます。

 

実務においても凹凸を気にせずに設計を行った方が間取りの自由度や外観デザインの提案としては良いものが出しやすいのですが、施主様の予算との兼ね合いが大切ですので、ある程度外観が良くなるようにアクセントをつけて、家の裏面など道路から見えない部分については凹凸をつけずコストを抑えると言った手法が主流です。

 

B外壁・屋根の色

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色の持つイメージがありますのでそれで建物のイメージにも大きな影響を持っています。モダンなデザインであれば屋根はやはりブラック、ダークブラウン、グレー等が主体になってきますし、外壁もブラックやホワイトなどが多くなってくるでしょう。全体的にモノトーンでまとめてシンプルな色になりやすいです。

 

また南欧風の明るい外観の住宅では屋根はオレンジやホワイト、ベージュ系などになりますし、外壁もホワイト、ベージュ、イエロー系の明るい色が主体になってきます。
テイストに合わせた色の選択が必要になってきます。
そのほかカントリー風・アメリカン等では屋根がグリーン等特徴的な色も似あいますし、外壁もホワイト・明るいブラウン系の組み合わせなども採用されます。

 

それぞれのテイストの持つ色がありますのでそれぞれに合った色でデザインをしていきます。

 

C素材

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屋根材

屋根の素材も多様な商品が出ていますが、大きく分類すると、粘土瓦、セメント系、金属系、スレート系にわかれてきます。

 

粘土瓦は波形の和瓦(J型)からヨーロピアンテイストの明るい凹凸の深い瓦(M型)、モダンな平瓦(F型)など多様な種類がありどのような外観テイストにも使われます。コストは4種類の中でも最も高価になってきます。

 

セメント系の屋根材も波形の物から、板状の平板まであります。こちらも粘土瓦と同様に色・形が豊富にありほぼ全てのテイストに対応でできてしまいます。ただし、本物の瓦ではないので質感ではやはり粘土瓦に比べて劣ってしまいます。

 

スレート系は基本的に板状の屋根材で、屋根一枚の厚みも薄くなっています。色はとても豊富なのですが、板状のものなので和風やヨーロピアンテイスト等瓦の持つ印象が強いテイストでは使いにくい建材です。また色落ちついては近年の技術進歩であまり心配がなくなってきましたが、屋根材自体の厚みがないので質感が粘土瓦やセメント系の屋根材に比べて劣ってしまいます。

 

外壁材

外壁の素材も多種多様です。外壁材は、吹付材、塗、タイル、石材、サイディングが挙げられます。この中でも最も一般的になったのがサイディングと言われる外壁材です。窯業系・木質系・金属係・樹脂系があり、この中でもさらに採用率が高いのが窯業系のサイディングです。

 

これはセメントを主原料として繊維質の素材を加えて板状の形を作り塗装された商品です。技術の進歩で色、柄のバリエーションが非常に豊富で、高耐候の商品が出ています。窯業系のサイディングだけを使ってもボーダー系や木彫・タイル調、塗壁調のサイディングが数多くそろっているので、モダンなデザインから南欧風、カントリー等ほとんどすべてのテイストを表現できてしまいます。

 

しかし技術が向上したとはいえ、柄を形成して塗装された商品ですのでタイルや石材、木など本物の持つ質感にはおよびませんので、これだけで豊かな外観の表情を出すのは難しいと言えます。

 

吹付・塗の外壁はサイディングと異なり外壁と外壁をつなぐ目地がでない(または目地が少ない)ので全体を見ると美しく仕上がるのが特徴です。この外壁の仕上げは純和風や南欧風などのヨーロピアンテイストでよく使われます。色や塗り方も豊富でこちらの外壁もすべてのテイストに対応できます。

 

タイル・石材も色柄が豊富なのですが、これ単体では和風や南欧風、カントリー等のテイストは表現しにくい建材です。タイルであればモダン・和モダン等シャープな表情の商品が多い為、モダンなテイストに使われる事が多いです。

 

また石材は凹凸がありとても表情が豊かな建材で、石材はタイルとは異なりシャープな印象はなくやわらかな印象を持った商品が多いです。色もモノトーン系からベージュ・イエロー系の明るいものまで多様ですので、いろいろなテイストに使われます。 

 

表情が豊かとはいえすべての外壁にタイルや石材を貼ってしまうとコストも非常に高価なものになってしまいますので、ベースの外壁材はサイディングであったり、吹付や塗りで仕上げ、部分的にタイル・石材を使うケースが多い建材です。

 

 

D窓デザイン

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窓のデザインでも家の印象が大きく変わってきます。日本で最も多く使われている窓は引違窓と言う2枚のガラスが左右にスライドするタイプの窓です。これだけでももちろん良いのですが、変化に乏しくなってしまうので単調な窓デザインになりやすくなってしまいます。

 

モダンなテイストではスリット状の窓やスクエアな窓を使いデザインすることでシャープな印象を持たせることができますし、また四角い窓を組み合わせ田の字の窓を使うと窓自体に柔らかさが生まれますので、南欧風など明るい印象の家によくマッチします。

 

窓のデザインに変化をつける、または統一感を持たせる等の工夫で家の外観がとても良くなるので、ある程度のコストアップをしても検討する必要はあると考えています。せっかくの新築なのでやはりオシャレで使いやすい窓が良いですよね!

 

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