新築は考える事が沢山ありすぎて、見落としてしまいそうな事が沢山ありませんか?
収納の場所、スペースはみんな考えるのですが、どうもボンヤリと適当に決める人が多くて、実際に引っ越してから「アレ?」なんて事もよくある失敗です。
ここでは、スペースだけを考えるのではなく「ドコに」「どんな」収納すべき物があるかを解説していきますので、この記事を読めば余分な収納スペースは削れ、
逆に足らない収納スペースについて気付く事ができますよ。
リビング・ダイニングの周辺はみんなが集まって生活を送る空間なので、いろいろな人の物が集まってきます。
みんなで共通で使うものもあれば、個人的なものでリビングダイニングに置いておきたい物など様々です。ここではどのような物達が集まってくるかを考えながら必要な収納を計画していきます。
新築の場合は収納方法もいろいろ考える事ができますのでどのような方法、商品があるのかを考えてみましょう。
リビングやダイニングの周りには何が置いてあるでしょうか?また生活に必要なものはなんでしょうか?
あえてどこに何をしまうかと言う内容を問いかける事もないのでしょうが、間取りを考える場合ある程度はどこに何を収納するかを想定して図面を書いていく必要があります。
実際に新しい家になり生活が始まると多少当初と違う事もあるでしょうが、共通して置いてあるような物が必ずあります。その収納スペースを考えておきましょう。
リビング周りで大きなものはズバリ【掃除機】です。この収納スペースを確保しておく必要があります。
リビングの周りと言いましたが、LDKがある階と言った方が適切でしょうか。
どの家庭にも掃除機は必ずあるはずですしどこかに収納されているはずです。LDKが1階にあれば掃除機にも1階にあるでしょう。
この収納スペースをしっかり確保しておかなければ2階に掃除機を取りに行くと言った大変な手間が生じてしまいます。
収納する場所は別にリビングである必要はもちろんありませんが、同じ階のどこかに収納スペースを考えておきましょう。
さらに子育て世代で多いのは【子供のおもちゃ類】です。これは一つ一つを見ればあまり大きくないですが、(最近は大きなおもちゃも沢山ありますが・・・)量が多いのです。
量が多い為、収納するスペースも必然的に大きくなってきます。こちらも必ずしもリビングに仕舞う必要はないでしょうが、付近には必要でしょう。
特に来客がある時など、いちいち別の部屋に大量のおもちゃをかたずけに行くのはかなり手間になるでしょう。
別の部屋を子供が遊ぶ専用として取ってるケースもありますが、子供が小さなうちは何かしらおもちゃがリビング周りに転がっている事が多い為、その収納場所を考えておいた方がよりすっきりした生活がおくれるでしょう。
収納計画のポイント!!
掃除機と子供のおもちゃ類の収納場所を確保する
小物も多いのがリビングです。特に書き物等をする生活シーンも多く、【文房具】がまず共通してあるのです。
鉛筆やボールペン、ハサミやノリ・テープ等など以外に良く使う物が多い事に気がつくはずです。
続いて【常備薬】となってきます。家族みんなが使い、とりやすい位置に収納されてあるでしょう。薬だけではなく絆創膏や虫よけスプレーなども同じような位置に仕舞っているのではないでしょうか?
また、広告類やDM、郵便物、生活に必要な【書類・書籍】が挙げられます。広告や郵便物はおおむね毎日何かしら届く事が多いでしょうし、それを別の場所に仕舞いに行く事は考えにくいですよね。
子供が幼稚園・学校から持って帰るお知らせのプリント類や、行事予定表などリビングのないと困る書類も多いはずです。
またちょっとした雑誌や市報など書籍も集まってくるのがリビング・ダイニング周りです。捨てていかないと溜まってくるので上手に整理しておく必要があります。
さらにテレビ周りでは【CD・DVD・Bluelay・リモコン】が挙げられます。今の時代にテレビがない家庭はまずないでしょう。
必然的に上記の様なAV機器を収納するスペースが必要になってきます。
ただしこの収納スペースは改めて考える必要性はあまりないと考えています。壁掛けテレビの場合は別ですが、テレビボードをにテレビを置く場合はこのボードにおおむね収納できるからです。
収納計画のポイント!!
文房具や常備薬・書類の整理を考えておく
最近のシステムキッチンの収納量は各メーカーの開発競争により一昔前よりも格段に収納力が上がっています。
25坪〜の広さの住宅には基本的には横幅が2.5mサイズのキッチンをおススメして提案をしています。
収納扉タイプは多少費用がかかっても引き出しタイプが断然おススメです。
扉タイプだと確かに背の高い物は収納しやすかったりするのですが、奥に収納した物が取りだしにくい為、収納スペースの有効活用が難しいのです。
スライド引き出しのタイプだと奥のものが取りだしやすく効率的に空間を使う事が出来るのです。
引き出しも上・中・下段と3つのパートに分かれており上部は小物、中段は高さ物あり一番収納量を取ってあるので、
ボールや鍋、醤油や酒など収納に高さを必要とする物を、下段は缶ビールやフライパン、タオル類などあまり背丈の必要のない物を収納できるようになっています。
キッチン本体にもかなりの収納量があるのですが、メーカーが出しているバックカウンター(水屋)もバリエーションが豊富です。
幅は1.8mタイプのバックカウンターをおススメすることが多いのですが、収納乃内容は主に食器類や食品類、家電製品では炊飯器・ポット・電子レンジ等を収納されます。
基本的には幅2.5mのキッチン本体と幅1.8mバックカウンターの収納だけで4人〜6人家族分の収納としては足りていると思われるのですが、見落とされがちなのでゴミ箱の設置場所です。
収納だけに目を向けていると生活をしてみて以外に困るのでゴミ箱の設置場所もあらかじめ検討しておきましょう。
ゴミ箱付バックカウンターもあるのですが、小さい為45リットル・30リットルのゴミ袋の設置は無理なのでこまめに溜まったゴミを処理する必要があるので、あまり実用的とは言えません。
収納力だけでなくゴミ箱の置き場所、必要な大きさ等を考慮して収納のサイズを決めておきましょう。
収納計画のポイント!!
@調理器具・食器・家電製品などのキッチンの収納は引き出しタイプの収納にする。A収納とは別にゴミ箱の設置場所を考えておく
洗面・脱衣所に収納する必要があるものを考えてみましょう。洗面所としての機能と脱衣所としての機能を分けて考えていきましょう。
本来洗面と脱衣と言う行為はそれぞれ別物なのですが、日本では一緒のスペースとして洗面・脱衣所として計画されることがしばしばです。
居住スペースの節約にはなりますが、もともと別行為のものなので、誰かがお風呂に入っていると、洗面が使えないなどの時間帯が出てきてしまいます。
つまり収納もそれぞれ別物として考えてみると何が必要なものなのかわかりやすくなるのでここで洗面・脱衣と別物として収納も考えています。
洗面として周辺を見てみると以外に収納しないといけないものは少ない事に気づく事でしょう。
女性であれば化粧品類・くし、ドライヤー・歯ブラシ・等が思いつきますが一番大きく場所をとりそうな物でもドライヤー程度でしょう。
洗面周りは細かな物は多いのですが、単体で大きく場所を必要とするものがあまりない為、小さな引き出しや扉など収納自体も小さく細分されていると収納しやすくなります。
少し大きな物になるとドライヤー、アイロン、ヘルスメーター等のでしょう。
家族分それぞれ集まってくるのでひつような物が分かりやすく収納され、取り出しやすくしておくことが洗面の収納のポイントになってきます。
脱衣として考えてみるとどうでしょうか?
こちらはある程度場所を必要としそうな物が多くあります。脱衣なので脱いだ服を一時的に入れておく場所、洗濯機、洗濯用洗剤、タオル類、下着類等。
洗濯用の洗剤についても柔軟剤や漂白剤等数種類の洗剤が考えれらますのでこれらのストックを考えるとかなりのスペースを必要とします。
またタオル類についても1枚や2枚程度ではない為収納場所もきちんと確保しておきたいものです。家族が多くなればなるほど枚数も多くなっていくでしょう。
また、お風呂に入った後はパジャマやジャージ、スエット等に着替えるでしょうから、下着類は脱衣所に置いておきたいものですよね。
さらに脱衣所に一時的に室内干しとしての空間をつくるなら10連ハンガーなどの洗濯物道具を収納しておきたくなるでしょう。
更衣と言う生活が行われる空間になる為、脱衣所と言う場所はその周辺の多くの物を必要として収納しておく必要があるのです。
一般的に洗面脱衣所として計画される事が多いのですが、本来は洗面と脱衣は別々の生活の行動なので収納も別々のものとして考える事がポイントです!
収納計画のポイント!!
洗面周辺は小物を沢山収納できるように計画する。脱衣所はタオル類、洗剤ストックなど大きめの収納スペースを確保する。