最も良く使われる5つ窓の特徴をつかむ

住宅で使わる窓にはさまざまな開け方、サイズ、種類が存在しますが、実際の実務で採用される窓は下記に説明する5種なのです。大手ハウスメーカー含めこの5種類の窓でほぼ設計されておりますので、これさえ押さえておけば納得いく窓の選び方、設計ができるでしょう。

 

 

引き違い窓
窓,種類,特徴

引き違い窓は日本で最も多く採用されている窓でしょう。その単純な構造と採用数が多いと言うスケールメリットを生かして、窓のサイズがおおきけれども安いと言ったコストパフォーマンスに優れた窓と言えそうです。

 

また、ただパフォーマンスが良いから良く使われるわけではありません。やはり使いやすい事が一番使われている理由になっています。横スライドなので片手でも開けやすく、網戸が外部側についているので、網戸に触れることなく窓を開け閉めできるので、夏など虫が多い時期でも開けやすいのです。


 

縦すべりだし窓
窓,種類,特徴

こちらの窓は縦長長方形の窓が多いです。縦が軸になりスライドするように開閉するので縦すべりと呼ばれています。最も特徴的な事は風を受け止めてくれる機能を持っている事です。

 

他のどの窓にも持っていない特徴です。横に流れる風を受け止めて室内に入れてくれる機能を備えています。

 

この為通常は風の入り口と、出口の2か所窓を設置しなければなかなか風を室内に取り込む事が難しいのですが、縦すべりだし窓は単体でも風を入れ込む事ができてしますので、通風性に非常に優れた窓と言えます。


 

横すべりだし窓
窓,種類,特徴

縦すべりだし窓とは対象に横が軸になってスライドするタイプの窓です。外に押し出してける為少し手を伸ばして開けるような態勢になる為小さなお子様などは開けにくい可能性があります。

 

逆にとらえれば子供には開けられないので、知らない間に開けられてしまうと言った心配がなくなります。この開け方は縦すべりだし窓の同様で、外に押し出して開けるタイプの窓になります。

 

開けた状態では、窓ガラス自体が庇の様な役割を果たしてくれる為、小雨程度では室内に雨が降り込まないメリットが考えられます。


 

上げ下げ窓
窓,種類,特徴

上げ下げの式の窓にはシングルハングと、ダブルハングと2種類の方式があります。シングルハングは上のガラスは固定式で下のガラスが上下にスライドして開閉ができるようになってるタイプで、ダブルハングは上下両方のガラスがスライドするタイプになっています。、ガラスがスライドすると言う意味では、引き違い窓に良く似ています。

 

横にスライドするタイプが引き違いで、縦にスライドするタイプが上げ下げ窓になっています。この窓の特徴は四角い窓が上下に連続した窓に見えるので、デザイン性が良い窓と言えます。

 

使い勝手も引き違いと同様に網戸が外部側についている為網戸を動かさなくても窓が開け閉めできるので、虫が多い時期には使いやすい窓になっています。


 

FIX窓
窓,種類,特徴

FIX窓とは完全に固定式で開ける事ができない窓の事ではめごろし窓とも言われます。吹抜けや階段などもともとあける事が困難な場所で使われる事が多いのですが、大きなFIX窓も商品として存在しており、中庭や坪庭を望む大きな地窓としても採用される事があります。

 

開ける窓と比較すると、『開ける』という機構がない為安価に設定されており、大きくても安いと言った特徴を持っています。


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