という住宅の営業マンの方、設計士の方もいらっしゃることでしょう。

 

この記事では、そんな住宅の立面図の書き方を伝授いたします。

 

正しい書き方の手順やポイントを押さえる事で、良い感じの立面図を書けるようになりますよ。

 

完成まではこちら

 

立面図は基本的に1/100のサイズで書いていきます。1ｍ＝1ｃｍですね。
補助線は地面の線を書いたら下から準に線を書いていきましょう。

 

 

 

下から

1. 1階床のライン
2. （窓の基準高さのライン）
3. 1階天井ライン
4. 2階床ライン
5. （窓の基準高さのライン）
6. 2階天井
7. 軒ライン（屋根スタート位置）

 

 

 

 

 

1. 1階床のライン
2. （窓の基準高さのライン）
3. 1階天井ライン
4. 軒ライン（屋根スタート位置）

 

となります。

 

今回は2階建をベースに説明していきますが、2階建を書く時の補助線の準備が終わったら次のような感じになります。

 

 

※各補助線の感覚は500、2000等かなり丸めた数字を使って補助線を引いていますが、コレでOKなんです。1/100の図面なので、少し違っても誤差範囲です。

 

手書きで立面図を書くにはとにかく分かりやすく大きなズレのない補助線を書く事が出来れば十分ですよ。

補助線をが書けたら早速立面の骨格になる壁、屋根、窓を書き込みしていきます。

 

ただし、いきなり濃くは書きません。自分が見える程度の薄い線で下書きをしていきます。

 

 

【解説】：まずは全体のシルエットを書いていきます。屋根、外壁の下書きです

 

 

【解説】：続いて窓の下書きをしていきます。今回は窓の高さ基準を床から2ｍ位置を窓の上側として窓を書いています。一般的に、この設定のハウスメーカー・工務店が多いのではないでしょうか？

下書きができたら、下線を頼りに絵取っていく工程です。ここからドンドンカッコよくしていきましょう！

 

 

【解説】：屋根、外壁、窓の下書きができたら、今度はしっかりと見える線で絵取っていきます。今回はフリーハンドで書いていますが、定規を使ってもらってももちろんOKです。

 

【解説】：窓は枠が分かるように、2本線として厚みを表現することがポイントです。続いて全体が絵取れたら、外壁の模様（ハッチング）を入れていきましょう。

 

全体が柄のない建物であれば模様を入れる必要はありませんが、今回は説明もありますので模様を書いています。

 

 

木目やリブ調、ライン調の外壁は見た目のまま縦、若しくは横に模様を入れそれっぽさ(笑)を出していきましょう。でも本当にこれで良いんですよ。

 

また、今回は玄関周りに石を貼った場合のハッチングの書き方を載せています。石の形を一つ一つ書いていくと上手くいきます。

 

【解説】：立面図の見栄えを良くする為にもう少し書き込みを増やしていきます。窓を黒く塗るだけでもかなり見栄えがUPします。基本的にここまでで、立面図としては十分です。

 

ここからは、やらなくてもいいけどやってみると見栄えがUPするテクニックを公開していきます。

 

 

【解説】：最初に影になる外ラインを入れ、ハッチを入れると急に遠近感が出てリアルな図面になってきます。植栽は少し難しいですが、下から上に向かって線を書いていくと「木」っぽさを出すことができます。

 

 

【解説】：空は片側を閉じる様に、反対側が開くよなうな感じでラインを書いておきます。そしてその中をハッチングしていくと、手本のような空を書き上げることができます。ハッチを入れた黒い部分が空で、白い部分が雲のイメージですね。

 

 

【解説】：ラストは車と文字を入れて完成です。車は慣れが必要なのでなくてもOKです。立面図がどの向きの面かを記載して完成です。今回は西側なので「west elevation」(西立面)と書いています。英語で書くとプロぽいですね
ちなみに

と表現します。

 

コレでイケてる立面図を完成させることができましたね！

 

書けるようなるとめちゃくちゃ楽しいですよ。周りからもウマって言われますし(笑)

 

ぜひトライして見てくださいね。