家の中の計画と合わせて、生活をする上で考えておかなければいけないのがサービスヤードの計画です。主に勝手口から出て一時的なゴミ置き場や、洗濯物を干すスペース、夏・冬用タイヤの保管など、家の中には置きずらい物を管理する場所のことです。
必要かどうかと言う話ですが、結論から言うと必要な空間です。実はマンションなどでも似たような計画をしている物件も多数見受けることできます。広告やネット見るとキッチン横に勝手口が設けられているケース、バルコニーにスロップシンクなどを設置しているケース等がそれに当たります。
あまり意識しにくい空間かもしれませんが、家をきれいに保ち広く使うにはサービスヤードを上手に計画し生活しやすい空間を創造することが必要です。
また上手に計画すれば土地を無駄なく使うことができ、庭もきれいに見れる事もできますので、必要なスペースと広さ,どのような計画方法があるかこのページで確認しておきましょう。
広く取りすぎでも庭が狭くなったり、駐車場が十分に取れなかったりするのでどれくらいが適切なのかを抑えておきましょう。
サービスの必要な広さですが最低でも奥行き1.2mは確保しましょう。これ以上狭くなってくるとただの通路になってしまいます。(物は置けなくはないですが・・・)
1.2mあると人が立って通行できるスペースが60cm作業や物を置くスペースが60cmある事になるので、洗濯物を干す、ゴミを一時的に置く等ができるのです。
またこのサービスヤード付近は自転車などの一時的置き場にするケースもあります。その場合は奥行き1.5mを目安に確保すると自転車を置くスペースと人が通る場所の両方が確保でます
名前の通り裏側にあるスペースのことですので道路側からは基本的にはあまり見えない位置を考えます。使い方はゴミを出したり、洗濯物を干したりと言った用途になるので、勝手口の近く、または洗面脱衣所の近くに計画します。
作業や保管場所としての役割が大きいので道路側や庭側など人目につく場所は避けます。隣地に接している場所に計画する場合はお隣との目線が気にならないように目隠しを計画できればベストです。
パターン@:後から設置するタイプ
出典元https://alumi.st-grp.co.jp/products/deck/terracekakoi/oitock/
サービスヤードの作り方は基本的に2パーターン
上記のように住宅本体とは別に後から設置するタイプです。
メリット
住み始めた後からでも計画することができるので、生活してみてどれ位のサイズが我が家に適当か、また一旦設置してさらに増築も可能です。
(※もちろん建築基準法に適合する範囲で・・・ですが)自分達に合ったスタイルにカスタマイズしやすい事が特徴です。
デメリット
正直見た目が良くない事でしょう。住宅とは別の素材になるので、どうしても後付の感じが否めません。
目に付かない場所に設置するから気にしないよ!と言う場合には良いでしょう。また台風で飛ばされてしまう心配もあります。おおむね風速34m/sで飛んでしまうように設計されています。
パターンA:建物一体型
出典元https://ieyama.jp/blog/2171
もう一つのパターンは上記のように最初から間取りの計画と共にサービスヤードを入れ込んでおく場合です。
メリット
建物と一体となっているので見た目も美しいですよね。多少見える位置に計画しても建物の一部なのであまり気になりません。
また台風のとき後付けタイプであれば飛ばされてしまう場合がありますが、一体型ではその心配も必要ありません。
デメリット
後付タイプと違い屋根を葺き、外壁で囲い、基礎・土間を施工しなければならないのでコスト的に高くつきます。
予算的に余裕があるのであれば是非こちらで計画することをお勧めします。