相見積もりには取り方があるのです。

新築,相見積,取り方

  • 新築の見積は1社だけではなく、数社で相見積もりした方がよい?
  • 相見積もりを取る時の注意点は?
  • 比較するときのポイントは何?

 

 

この記事では、この様な疑問をもっている方に向けて、相見積もりの取り方のポイントと注意点を徹底的にお伝えします。

 

 

こんにちは!Sekkei Supportを運営している一級建築士の建築士ヒロです。

  • 一級建築士・宅建士
  • 注文住宅設計 10年以上
  • 引き渡し棟数 300棟以上
  • 総合住宅展示場 設計実績有

 

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新築,相見積,取り方

 

そもそもなぜ相見積もりを取るべきなのか?
それは・・・

 

あなたが、50万、100万、200万と

 

 

諭吉先生をドブに捨てないためです。

 

 

言い方は厳しめですが、事実なので
少し長いですがお付き合いください。

 

 

さて、1社だけでなく
数社から間取りや・見積を取ってみると
今検討しているメーカーが
高いか、安いかがハッキリしてきます。

 

 

 

そして住宅の価格相場が分かるようになってくるのです

 

 

逆に言うと、相見積もりをしてみないと

 

 

知らず知らず高い買い物をして、間違ったメーカー・商品選びをしてしまうかもしれないと言うことです。

 

 

「僕はローコスト系のメーカーを選んでるから、損するわけない!」

 

 

本当に?他のローコスト系見た事ありますか?
フライチャイズ系も
安くていい家建ててる所沢山ありますよ。

 

 

 

「私たちは大手が第一希望だから、地元ビルダーは見てない!」

 

今の時代絶対やってはいけいないパターン。
他の工務店やビルダーも大手に負けない
クオリティで価格を抑えているメーカーもある

 

 

 

そうです、相場がわかれば

 

 

 

「積〇ハウスが第一候補だけど、これだけ価格差があるのなら、ローコスト系の方がいいかもしれない」

 

「地元の工務店で検討してたけど、実はダイ〇ハウスもあまり変わらないな・・だったら大手にするか」

 

 

 

 

と、本当にあなたに合ったメーカー・工務店を選択できます。

 

 

だから、相見積もりが重要なんですね。

 

 

ただし、相見積もりを取るにしても
適当な依頼をすると
全く意味のないものになってしまいます。

 

 

いつの間にか、
部屋の片隅に、見なくなった資料の山
として置かれているかもしれません。

 

 

この記事では、
せっかくとる相見積もりを
無駄にしない・正しい
取り方を解説していきます。

 


どのメーカーがお得か?クイズ

 

さて、次のうちどのメーカーがお得でしょう。

 

 

  • A社では 35坪の家が  2500万
  • B社では 35坪の家が  2400万
  • C社では 35坪の家が  2700万

 

と見積もりが出てきたとします。

 

 

一見するとB社が安くてお得なようにも
見えますが、見積もりをよく見ると
次のような事に気づくことがあります。

 

 

A社では 庭工事、カーテン、諸経費(火災保険など)が全て含まれている

 

B社では 庭工事、カーテン、諸経費などが全く予算に計上されていない

 

C社では 庭工事は計上されているが、カーテン、諸費用は計上されていない、しかし地盤補強費用として100万円計上してある

 

見積もりの出し方に特に決まったルールが
あるわけではありません。
各社説明がしやすいように
自社の事情に合わせて提示してきます。

 

 

上記の例だとB社は安く見せているだけで
実際に話を進めるとあと200万〜は、
あっという間高くなると予想もできます。

 

 

もし各社同じようなグレードであれば、

 

 

A社とC社がコストパフォーマンスに優れていると判断できるので、

 

 

詳しく話を聞いてみようかな?
となってくるのです。

 

 

このように、賢く良い家を建てるには
複数社の見積もりを取ること事が重要ですし、
また家にはどのような費用を
きちんと見込んでおくべきかも
わかってきます。

 

 

判断材料は2社よりも3社、
3社よりも4社と多いほど良いですが、
多すぎても混乱するので

 

最低限5社程度を比較すると、概ね全体が把握できるので良いでしょう。

相見積もりをする時の4つの重要ポイント

見積を依頼するときは、
できるだけ条件を揃えて
依頼すると比較しやすくなります。

 

 

絶対ではないですが、
以下の4つのポイントを
抑えて依頼してみましょう。

 

 

@:間取りは同じ広さ、同じ部屋数で依頼しておく(誤差OK)

 

見積を依頼するという事は、
見積をするための間取りが必要です。

 

 

その間取りは

 

 

全く同じ間取りである必要はなく、同じくらいの広さ、大きさであれば問題ありません。

 

 

A社が35坪、4LDKで見積もりを出してきたのに、
B社では40坪、3LDKの間取りと見積を出してきた・・・となれば、全く比較できません。

 

 

依頼するときは、例えば35坪程度と依頼して 
35坪±1坪程度であれば十分比較できます。

 

 

 

 

A:候補のメーカーと同レベルのメーカーを最低2社入れる

 

例えば、積水ハウスを検討している方は
大和ハウスや、三井ホーム等
同程度の規模のハウスメーカーを最低2社いれて

 

 

相見積もりを実践してください。
そうすることで、
提示された積水ハウスの価格帯が
適当なのかどうかが良くわかります。

 

 

また同レベルのメーカーでとる事で、
やっぱり大和ハウスの方が良さそうだ
という事になるかもしれません。

 

 

また、ローコスト主体のメーカーも1社は取ってみると良いですね。

 

 

最初は興味がなかった
かもしれませんが、余りの価格差に、
これならローコスト系のメーカーもありかな
となるかもしれません。

 

逆もまた然り
ローコスト系を検討していたけど
大手もありだな、
となるかもしれません。

 

 

※有名所の大手ハウスメーカー:
積水ハウス・大和ハウス・三井ホーム・パナホーム等

 

※有名所のローコスト系メーカー:
タマホーム・アイフルホーム・ヤマダホームズ等

 

 

B:カーテン・諸経費等を含んだ、込々価格で依頼

 

資金計画の出し方は各社違います。
何も指定がなければ、カーテンや、
設計費、諸費用などを含んでいる
メーカーと含んでいないメーカーと
バラバラです。

 

 

その他諸費用
登記費用や事務手数料など)
も含まず提出するケースもあります。

 

 

ルール違反ではありませんが、安く見せる手法としてはよくある事です。

 

 

ですので、見積依頼をするときは
各社「カーテン・諸費用等を含んだ込々価格でおねがいします」

 

 

と一言付け加えておくと条件が揃い
比較しやすくなります。

 

 

 

 

 

C:見積を出して欲しい期限を設定しておく

 

見積の提出期限を指定しておきましょう。
もし指定していなければ、後回しにされる可能性もあります。

 

 

5社に依頼して3社は1週間で出たのに、
他2社が2週間かかったとなれば
時間が勿体ないですね。

 

 

常識あるメーカーであれば、
基本的に期限は守ってくれますので、
指定する場合は、
1週間〜10日程度は日数を
みて依頼しましょう。

新築,相見積,取り方

相見積もりを取った時の3つの注意点

 

相見積もりをとっただけで満足してはいけません。

 

何の相見積もりが届いたらどの様に考えるべきかをお伝えしておきます。

 

ポイントは3つ

 

 

  1. 金額だけを見ない
  2. いきなり値引き交渉をしてはいけない
  3. 基本的に取った見積は他社には見せない

 

 

 

@:金額だけを見てはいけいない

 

当然ですが、金額だけに注目して一喜一憂してはいけません。

 

35坪の家がローコスト系のTホームが 大手Sハウスより400万安かった!よしTホームにしよう・・とはならないと思います。

 

相見積もりが届いたら、中身をしっかりと比較してこそ本当に高いか、安いかが判断できるからです。

 

もしかしたら、大手Sハウスも屋根や外壁の仕様をTホームに合わせると、案外近い金額なったりもします。

 

相見積もりは、金額を比較する為にとるには間違いありませんが、

 

それぞれのメーカー・工務店の特徴、相場感を掴むため取るのです。

 

 

 

 

A:いきなり値引き交渉をしてはいけない

 

そもそも、相見積もりは値引き交渉を前提として取るものではありません。

 

何度も言いますが、あくまで、色々なメーカー・工務店、フランチャイズ系等、価格相場や仕様を比較、理解するために取るものです。

 

また、相見積もりは、条件が揃えば値引き交渉の材料として使う事ができますが、値引き交渉として使うのは最終2社まで絞ってからです。

 

それは別の記事にて詳しく説明しています。

 

 

 

 

B:基本的に見積もりは他社には見せない

 

資料を他社に見せないのはモラル的な部分もありますが、競合他社の手の内をわざわざ教える行為なので、施主であるあなたにとってメリットがありません。

 

それは

 

  • どれくらい値引けば良いか勝手に判断される
  • 他社同士が互いの見積もりの不利な点、有利な点を説明しだすので混乱する

 

以上の2点が主な理由なんですね。

 

特にお互いのダメ出し合戦をしだすと一体何を信じればよいのか混乱する可能性もあるので、本当に信頼のおける営業マンに出会った場合は見せても良いでしょうが、

 

他社の見積もりを見せる事は基本的にしない・・と覚えておきましょう。


比較するときのポイントは何?

 

相見積もりが届いたら早速比較ですが、一体全体何を比較すべきか分かりませんよね。

 

そんな訳で基本的なポイントもお伝えしておきたいと思います。

 

価格と広さ

 

 

ズバリ、チェックすべきは広さと価格です。坪単価を比較しましょう

 

 

建物本体価格【万円】 ÷ 広さ【坪】 =坪単価

 

 

一般的に「坪単価」というものがあるので、これを比較してみましょう。

 

仕様・設備など違っても良いので、これを出すことで ハイクラスのメーカー、ミドルクラスのメーカー、ローコスト系のメーカーかが判断できます。

 

 

例:建物本体 2100万 30坪の家であれば 2100万÷30坪 で 坪単価は 70万円ですね。

 

坪単価目安は以下の様な感じです

 

大手メーカー70万〜

 

中堅メーカー50〜70万

 

ローコスト系30〜50万

新築,相見積,取り方

いざ依頼を!上手な依頼の仕方

 

さて、いざ相見積もりをお願いする時に最も気を付け無ければいけない事があるのです。

 

 

それは「家づくりに真剣に取り組んでいます。」という事を伝える事です。

 

 

何故でしょうか?

 

 

当然ですが、全然買う気のなさそうなお客さんと、買ってくれそうなお客さんがいたら、買ってくれそうな人に営業マンは真剣になってくれます。

 

 

見込の無いお客さんだなと判断されれば、きちんとした見積は出してもらえないかもしません。

 

 

展示場であれば、営業マンの話を真剣に聞く、質問をする、アンケートに回答する等、態度で示す必要があります。


それではこれまでの内容のまとめです。

 

・相見積もりは必ず実践する

 

・見積を依頼する時は4つのポイント抑える

 

  1. 間取りはほぼ同じ広さ、同じ部屋数で依頼
  2. 検討中のメーカーと同レベルのメーカーを2社以上入れる
  3. カーテン・諸経費等を含んだ、込々価格で依頼
  4. 提出期限を設ける

 

 

まとめ

 

・真剣に取り組んでいることを伝える

 

 

・見積の扱い方、注意点3つのポイント

  1. 金額だけを見ない
  2. いきなり値引き交渉をしてはいけない
  3. 基本的に取った見積は他社には見せない

 

 

 

 

上記の内容を実践し、大手、ローコスト系、フランチャイズ系メーカーの価格帯や、現状検討しているメーカーの見積が適正かどうかを判断してみましょう。

 

 

繰り返しになりますが、相見積もりを取るとなると、実際に展示場や営業所に足を運んで、営業マンと打合せをする必要があります。

 

 

その為実践しようと思っても、意外にハードルが高いのが相見積もりなのです。

 

 

そこで、オンラインを活用し相見積もりを効率的に、完了できるサービスを使う事をおススメします。

 

 

「めんどくさいから展示場にはもう足を運ばないよ!」っと相見積もりを取らないで終わってしまうよりも

 

隙間時間で相見積もりを取って、比較資料を手に入れ、あなたの家づくりを納得の物にした方が100倍良いです。

 

生涯に一度の家づくりです、手間を惜しむ理由は有りません。

 

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新築,相見積,取り方

出典元:townlife

 

 

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では、あなたが本当の意味で納得した価格で新築が実現できることを祈っています!

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