テレビのレイアウトと逆光の関係性を理解する

テレビ,窓,逆光

テレビのレイアウト考える時窓の位置をよく確認しておきましょう。もしかしたら逆光で見えずらい位置かも知れません。特に南側に向けてテレビの配置を考えている人は逆光で見えづらいかどうか気になるのではないでしょうか?

 

南側を向いているからといって必ずしも逆光で見えなくなる・・と言う訳ではありません。ここではテレビ、窓、日差しの関係を説明していますのでテレビの配置を考える時の参考になれば幸いです。

 

 

1.テレビが見にくくなる2つの基本条件

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逆光だと見えづらくなるのは誰もが分かりますが、もう一つ以外に見落とされがちな事は自分自身に当たる日差しです。顔に当たらなければ関係ありませんが、顔に当たる、目に当たる日差しがあればテレビを見るどころでは無くなります。

 

テレビを見るときに丁度日差しが顔に当たる位置にあれば、テレビが逆光でなくても眩しくてテレビを見ることは出来ません。日差しの入る角度や、時間帯等は窓の方角、高さ大きさで全く変わってきますので、ここで最適な窓の位置を正確に割り出すことはできないのですが、この2つの条件を考えながらレイアウトをする必要がある事を知っておきましょう。

 

2.逆光になりやすい窓とテレビの位置

テレビと窓の関係はどの辺りから逆光になってくるのでしょうか?単純にテレビが南を向いていると逆光で見づらいと思われている方が多いと思います。

 

半分当たっていますが半分間違っています。極端な話をすると南側が全て壁の場合は逆光はありませんし、全てが窓の場合は逆光過ぎて見えませんね。つまり窓と壁のバランスと位置が重要になってきます。下記のような基本的なレイアウトの場合は窓の位置は気にする必要はありません。

テレビ,窓,逆光

 

南面が全て壁の例と、ほぼ全てが窓の例は下記のような場合です。窓と壁のバランスが極端ですがこのように考えるとバランスが重要だと分かりやすいと思います。

 

テレビ,窓,逆光

 

また、窓と壁のバランスは重要なのですが小さな窓でもテレビの真後ろにあるとやはり逆光で見づらくなるのでそれは気をつける必要があります。

 

テレビ,窓,逆光

 

先ほども記載した通り窓の方角、大きさ、時間帯により日差しの入り方は窓によって異なりますので、正確に逆光になりやすい窓位置を計算する事は困難でが、ここではその指針をお伝えします。

 

太陽の高度による日差し

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太陽の高度は季節、時間帯によって異なりますのでここでは太陽の高度が低く窓から日差しが部屋の奥まで入りやすい時間を考えます。基本的な条件は太陽の高度が約12°になる時間帯、テレビとソファーの距離は部屋の奥行き3.64m、窓に対して垂直に真南を想定します。

 

 

日差しが目線に入りやすい高度、約12°になる時間帯は春分、秋分の日で朝7時 夕方17時、冬至で朝8時、15時、夏至で朝5時30分夕方18時となっています。朝、夕は太陽の高度が変わるスピードが速く約15分で3°も変わってきます。上記の図のように高さが30p程度の窓であれば約15分で目線の高さを外れる計算になります。

 

つまりテレビ上の窓であれば少し眩しい時間帯はあるものの、15分〜30分程度我慢すればさほど困る事は無いのです。

 

窓のテレビの位置関係による日差し

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窓の向いている方位によって異なってくるので一概には言えませんがテレビ上に窓を設置する時は床から2m位置に高さ30p程度の窓であれば問題なく、テレビの左右に窓を設置する場合はテレビの中心から約1.2mずつ離れた位置に細長い窓であれば問題なしと考えます。

 

太陽の方位角も約20分で3°方位が変わります。これを踏まえると多少直接的な日差しが当たる時間帯があるかも知れませんが、かなり限定的な時間になります。気になる時間帯だけカーテンを下ろしておく等の対処も取れますので、テレビを見る上では支障なしと考えて良さそうです。

 

3.まとめ

南側にテレビをレイアウトするときは逆光、直接目線に入る日差しを考慮する必要があります。対策は下記の通りです

 

  • 逆光・・・テレビ画面にかからないように窓を設置する。
  • 直接目線に入る日差し・・・テレビからある程度離れた位置に細長い窓の設置であれば問題無し(離れ距離は記事参照)

 

テレビのレイアウトで悩んでいる方は参考にしてもらえると幸いです。

 

また実際に 間取り集(2.3階建)間取り集(平屋) で窓とテレビのレイアウトの関係を確認してみると、理解が深まります。


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