新築は成功例から学ぶ!30 坪の間取りのポイントを解説

 

新築って広くしたいけど、広くすれば費用も高くなるし、いや待てよ、そもそも土地の広さ的に30坪位の家でないと無理か・・

 

家の広さ 土地の広さ 費用 はそれぞれ密接に関係している事は誰もが認識している所ですよね。

 

自分たちのスタイルに合うように上手くバランスを取る事が大事ですが、何か基準が無ければ判断しずらい事も沢山あります。

 

ここでは、新築で 「30坪の間取り」 というカテゴリーではどんな間取りが出来て、どれくらいの広さが取れるのか、

 

どんなアイデアが取り入れると良いか等など、30坪で成功する道筋がズバッと見えてくることでしょう。

 

 

では見ていきましょう!

 

30坪の広さ目安

まずは広さの目安を以下に示します。
言葉で表現すると難しいですが、概ね以下の通り

 

 

30坪の家の広さ感覚
  1. 広くはない4LDK
  2. 一般的な3LDK
  3. 余裕のある2LDK
  4. 無駄に広い1LDK

 

が計画できる広さと認識しておいてよいでしょう(笑)

 

少し具体的に数字で、4(3)LDKの各部屋の広さを表記するとこんな感じです

 

  • 玄関=3帖〜4帖
  • 洗面+UB≒4帖
  • LDK=15帖〜16帖+和室4〜5帖 or LDK(和室無)=19〜21帖
  • 主寝室=6〜8帖×1
  • 子供部屋=4.5〜6帖×2
  • トイレ・収納・廊下
  •  

    上記の部屋に加えて

  • 書斎・納戸・家事室・土間収納など、1つか2つ

 

これを形にした30坪プラン例はこちら

必要な土地の広さは?

続いて、30坪の家を建てる為に、最低限必要な要素を配置して行きましょう。

 

必要な土地の広さは2つの点から割り出す必要があります。

 

  1. 単純に物理的な広さ
  2. 法律的な広さ=建蔽率と容積率

 

です。

 

@物理的に必要な面積とは?

物理的な広さというとなんだか難しそうですが、例えば100uの平屋を建てようとした時、ジャスト100uの土地があれば大丈夫なのか?

 

そんな訳ありませんよね。駐車場のスペースや、アプローチ、建物周りを配管するスペースなど必要です。

 

一般的に建物周りで1mの余白をとって、駐車場、アプローチまでをとったらこうなりまっせ!という例を載せておきます。

 

 

★2階建ての場合
建物床面積100u 建築面積(建物を空から見た時の面積)60u +駐車場1台とすると
必要な土地の広さは最低限 約120u 36坪以上 が必要です

 

★平屋の場合 
建物床面積100u 建築面積105u +駐車場1台とすると
必要な土地の広さは最低限 約170u 51坪以上 が必要ですね 

 

上記の例から分かるように 

 

一般的には1階の広さ+60u(約18坪)程度余分な広さがあると駐車場+アプローチまでとっても大丈夫です。

 

もちろん、「駐車場いらんし」という都会人は駐車場分を−して、1階の広さ+40〜45u(約13坪)程度あれば良いでしょう。

 

 

A法律的な側面から考える必要な面積?

 

それが建蔽率と容積率という法律です。
超簡単に言うと、土地の広さ×〇〇%までしか建物を建ててはダメですよ。という〇〇%を決めている法律です。

 

これが、建てる地域によって違うというややこしい法律。
一例を挙げると、

 

建蔽率60% 容積率200%という地域で100uの土地を買った場合 
建築面積60u 床面積200uまでOKという事です。

 

 

 

はい、頭痛いですね。もっと建蔽率と容積率を知りたい方はコチラ(建蔽率と容積率の基本)をどうぞ。

 

@とAを考えて、どちらも満たせる以上の広さが必要です。

成功する30坪間取りのポイント。実例4つで解説

では実際にどんな感じの間取りができるかを見ていきましょう。

 

@吹き抜けを取り入れたプラン

 

解説

30坪の2階建ですが、LDKに吹き抜けを取っているので、天井高が高く広く感じる事が出来ています。

 

限れた空間を広く見せるには有効な方法です。

 

 

広く感じるポイント

吹き抜けを設けて天井を高くする

 

 

 

 

ALDKと和室が一体的になっているプラン

 

解説

左に28坪の3LDKの間取りが書いてあり、1番右は1階部分に1階に和室を1部屋追加して4LDKにしたらこんな間取りもできるという見本です。

 

キッチン・ダイニングの横に多目的な和室があるのでLDKとしても、個室としても使えます。

 

 

「和室とLDKを連続させる」 

 

広く使えるLDKの考え方のスタンダードと言ってもいいかもしれません。

 

広く感じるポイント

LDKに連続する部屋を設ける

 

 

 

 

BLDK近くにファミリークロゼットのある30坪の平屋

 

解説

ファミリークローゼットがあると、家が広くなるわけではありませんが、片づけやすいプランとなっているので部屋が綺麗に保ちやすいといったメリットがあります。

 

 

小さな子供がいても、自分で片づけさせるといった事もできるでしょうし、自分で掃除するときも楽ですよね。

 

子供が脱いだ服をいちいち子供部屋まで持っていく作業は大変です。

 

広く感じるポイント

片づけがしやすい工夫で、散らかりにくい部屋にする

 

 

 

 

 

C回遊動線とウッドデッキで広く見せる平屋

 

解説

キッチンとウォークイン、洗面脱衣が回遊できる間取りになっています。

 

行き止まりがないと広く感じる事ができるんですね。

 

また、ウッドデッキがLDKがL字型になっており、床が連続するように作られているので、広さをさらに感じる事ができる設計です。

 

 

 

広く感じるポイント

回遊動線で行き止まりを作らない

 

広く感じるポイント

LDKにウッドデッキを設けてみる

 

 


成功する間取りのまとめ

さてどれも約30坪の間取りですが、

 

30坪の3LDKを建築しようと思うと、無駄な廊下を省いても各部屋の広さが最低限度必要な広さ+チョットしか取れません。

 

やはり何か工夫がないと広々と暮らすことは難しい広さと言えそうですが、これまで紹介した4つの例は

 

どれも限られた広さを、最大限広く「感じる」工夫をしてあります。

 

そうです、「感じる」だけで、別に広くなっているわけでは無いんですが、

 

でも、この広く感じる工夫こそ30坪という限られた広さで、間取りを成功させる最大のポイントです。

 

これらのプランをと入れると、「おっ?思ったより広いじゃん」と感じる事請け合いです。

 

では、あなたの家がより良い家になる事を願っています!

 

広く感じる5つのポイント
  1. 吹き抜けを設けて天井を高くする
  2. LDKに連続する部屋を設ける
  3. 片づけやすい収納を取り入れる
  4. 回遊動線で行き止まりを作らない
  5. LDKにウッドデッキを設ける

 

 


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