インナーバルコニーと吹き抜けで明るさとプライバシーを兼ね備えた設計

この家のデータ

4LDK
1階: 60.80u2階: 49.10u 延べ床面積:109.90u(33.24坪)
外観テイスト:スクエアモダン

 

この間取りで参考になるポイントはココ!

  • 隅切りがある土地の使い方
  • 廊下からもリビングからもつながる和室
  • 洗面脱衣所に隣接するウォークインクローゼット
  • 寝室とプライバシー性の高いインナーバルコニー

 

 

インナーバルコニー,吹抜け

インナーバルコニー,吹抜け

インナーバルコニー,吹抜け

 

配置計画のポイント

 

Point:南北が狭い土地tの計画法
南北に短い土地ですが、南側ににも建物がたっていますので、どれだけ明るさを確保できるかがポイントになってくる土地です。土地の北側をすべて駐車場にしてしまうと建物は北に寄せて建てれませんので建物と駐車場が横に並ぶような計画にしています。

 

こうする事で建物の横幅は制限されますが、できるだけ寄せる事ができます。また土地の北東側が道路と接しており、角が取ってあるような形状をしています。

 

Point:隅切りは駐車場として使う
建物を北東側に持ってくると角が取ってあるような土地形状に合わせて間取りを考えていくのでどうしても凹凸が増えてきます。

 

つまりコストアップにつながりやすくなってしまいます。その為ただ横並びに建物駐車場となっているだけでなく、無駄なコストが出ないように西に建物、東に駐車場というゾーニングになっているのです。

 

 

平面計画のポイント

 

Point:2方向から入れる和室
1階の間取りは玄関からLDKと和室両方に行けるようになっており、来客時もLDKを通すことなく直接和室に通す事ができる計画になっています。またLDKと畳も2枚の引き込み戸れ連続しており普段は開けっぱなして一体空間として使う事ができるようになっています。

 

 

Point:トイレも来客を意識した配置
またトイレも和室近くに配置していますので、来客された方が使いやすい位置になっており外部から人が来た時のことに重点を置いた設計になっています。

 

 

Point:廊下階段のメリット
階段も廊下から2階に上がる計画になっていますので、子供の友達が遊びに来た時もリビングをとおして2階に行く必要がないので落ち着いたLDKをつくる事ができます。

 

ただし、子供が直接2階に行ってしまうのでコミニュケーションがとりにくいと言ったデメリットも持っています。

 

 

Point:収納力をとるか動線をとるか
洗面脱衣所に隣接するようにウォークインクローゼットがあります。廊下方向に入口をつけて回遊できる間取りにもできたのですが、今回は収納量を重視して提案をしています。できるだけ壁がある方が同じ面積でも収納量は上がってきます。こちらのウォークインは乾燥に掛けた衣類などは直接収納する事を想定しています。

 

 

Point:1階にあると便利なWIC
1階の洗濯機等の乾燥機などで乾かしそのままウォークインに収納すると言う流れを考えています。パジャマや下着類など2階より1階にあると便利な物の収納用になっています。

 

逆に階段からこのウォークインまでが遠いので2階で干したものをしまうと言う事は想定していません。あくまで1階にあると便利な物を収納する前提の部屋になっています。

 

 

Point:インナーバルコニーのメリット
2階の寝室からバルコニーにでれるようなっていますが、これは屋根がかかっておりインナーバルコニーと呼ばれています。屋根がかかっているので雨の振り込みはほとんどなく、洗濯物を干していて出かけていて急な雨でも心配ありません。バルコニーの奥に寝室の配置になっている為プライバシー性の向上にも役立っています。

 

2.5m程奥行きを取っているので、洗濯物だけでなく簡易的にテーブルを置くなど少し贅沢な空間を演出する事もできます。

 

 

Point:吹き抜けの【メリット>デメリット】のケース
また南北に短い土地なので明るさをどのように確保するかと言う点で吹抜けも採用しています。南側リビング上に大きな吹抜けを設けているので奥まで届く日差しが期待できます。

 

隣接地の建物の影響で日当たりの確保が難しい場合はやはり吹抜けが有効です。もちろん吹抜けによるデメリットもあるのである場合と無い場合を良く比較する必要はありますが、今回はデメリットよりも明るさの確保というメリットの方が大きい為、設計し取り入れています。

 

 

外観デザインのポイント

 

Point:デザインは後回し
モダンスクエアな非常にシンプルな形を求めています。北側がメインで見えてきます。まどのスクエアな窓を基本としていますが、使いやすさ優先の窓については引き違いの窓を採用しています。

 

デザイン優先ではなくできるだけ使い勝手も考えたバランス型のデザインに仕上げています。

 

この間取りをみて参考にしたいなと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!

  • 使い勝手の良い2〜3帖程度のウォークインが水廻り近くに欲しい
  • 和室は普段はリビング続きで広く使いたいが、廊下からも出入りができるように
  • 小さなテーブルが置ける程度(奥行き2m以上)のインナーバルコニーが欲しい

 

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