回れる間取りとアイランドキッチン

この家のデータ

5LDK+家事室
1階: 73.47u2階: 63.76u 延べ床面積:137.23u(41.51坪)
外観テイスト:プロバンス

 

この間取りで参考になるポイントはココ!

  • 使いが手を考えた家事室の位置
  • 家事動線を優先させたゾーニング
  • L型形状のLDKのベーシックな形と家具レイアウト

 

 

 

アイランドキッチン,L型LDK

アイランドキッチン,L型LDK

アイランドキッチン,L型LDK

 

配置計画のポイント

 

Point:高低差の少ない場所を駐車場とするセオリー
道路は北・東・南面に面している珍しい土地になっています。しかし南面と東面の道路は高低差があり駐車場をこちらに設けるとどうしても土地の掘りこみなどコストアップにつながってしまいます。

 

その為最も道路と土地がフラットになっている北西に駐車計画をすることが良いと考えられます。建物は東側に寄せて、予備駐車スペース(3台目)が止めれるように間取りを設計しています。

 

建物を中心に北西駐車スペース・南側庭・東側バックヤードと明確に土地の使い方を分けています。

 

平面計画のポイント

 

Point:L+DKの間取り
LDKのは一見分かりずらいですが、L+DKに分かれておりL型の形状になっています。くつろぐ空間と調理・食事スペースを緩やかに分けた間取りの例です。こちらの間取りは階段を中心に周回できる間取りにもなっています。

 

 

Point:マルチな家事コーナー
キッチンもアイランドタイプを採用しておりさらに動線がスムーズに流れるように設計をしています。また東面、キッチン裏には家事コーナーを設けています。使い方は施主様次第ですが、パントリー的な使い方も可能です。

 

こちらの家事コーナーと洗面脱衣所はつながっており、洗濯物を乾かす畳むと言った流れをよりスムーズに行えるように計画しています。キッチンとバックヤードも近いので、家事全般の動線が非常に短い事がこの間取りの特徴です。

 

 

Point:和室は普段LDKの一部
またリビングと和室は2枚の引き戸でつながっており、普段では開けっぱなした状態でリビングと合わせて使って頂く事を前提とした配置です。

 

 

Point:階段下を使い切る
収納計画では階段が中央にある分階段したの空間が使いやすいので、一部はパイプを設置して服を掛けれるようにしており、残りの部分を物入れとして使えるよう分けて計画をしています。

 

 

リビングに入る前に服を掛ける事ができるので、花粉の時期や風の季節等気になるウイルス等を部屋の中に持ち込まずに、衣類をここで区別する事ができます。残りの階下を利用して、掃除機などの大きな収納スペースが必要とされる物を入れておけます。

 

 

Point:プライバシーの確保が課題
西以外の3面が道路に面している為、プライバシーの確保課題なる土地です。その為南面のダイニング前のウッドデッキには格子を設置して道路からの目線をカットできるよう配慮しています。

 

今回は建物のデザインの意味合いもあり格子を設置していますが、もちろん植栽などでカバーする事も可能です。

 

 

外観デザインのポイント

 

Point:家の裏側が無い
どの面からも見えてしまうので家の裏側と言う面がなく、外観をきちんと設計する必要があります。その為建物自体をやや複雑な凹凸のある形状にして、どこから見ても単調な形にならないように設計しており、その凹凸を利用して外壁を貼りわけてアクセントにしています。

 

 

Point:コストアップにつながる
どこからもある程度凹凸があり見た目を良くしようとすると当然ですが、家の形が複雑になってきます。

 

複雑になるので、当然その分コストアップが考えられます。家の裏側無い土地はその点も注意が必要です。

 

 

この間取りを参考にしたいと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!

  • 2帖程度の家事室がキッチンと水廻りの間くらいに欲しい
  • L型形状のLDKにしたい

 

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