この家のデータ
4LDK
1階:109.1u(33.00坪)
外観テイスト:和モダン
この間取りで参考になるポイントはココ!
▼▼平面・立面▼▼
配置計画のポイント
Point:広い庭は諦めることも大切
土地は南側道路に接続しており、東西への幅が比較的狭い土地です。土地の大きさから平屋を計画するとあまり庭をとることが出来ないので、割り切って殆ど庭をとらずに駐車場、玄関へのアプローチ、ウッドデッキのゾーンと分けています。
欲張って庭を広くとろうとすると駐車スペースが狭くなったり、玄関すぐ前に車が来てアプローチが無くなるような計画になってしまいます。思い切って取捨選択することで綺麗に土地利用が出来るようになる良い例です。
平面計画のポイント
Point:ウッドデッキが効果的なLDK配置
道路が南側にあるため玄関も南側に配置します。その為残りの南側に配置できる部屋の幅は決まってきてしまいます。なるべく明るく快適なLDKにする為にL型の配置として、その間にウッドデッキを持ってきています。
このようなLDKの形状にする事でLDKとウッドデッキが一体となり広がりを持つ空間ができあがります。またL字型なので南だけで無く東面に大きな窓を配置する事が出来るため明るくなる配置です。
Point:南道路の基本的なデメリット
南側が道路面なので基本的に建物等に邪魔されないので日当りは良いのですが、通行量も多いためプライバシーの確保が難しくなってきます。L型を利用してウッドフェンスなどの目隠しをする事で閉じられたウッドデッキができあがり目線を遮ってくれる為、気持ちのよいLDKができあがります。
Point:廊下も役割を持っている
また今回の間取りはプライベートゾーンとパブリックゾーンを北側と南側で分けています。(一般的な二階建ての場合は1階と二階に分かれる事が多いのです。つまり一階がLDK、二階が寝室、子供部屋など)直接LDKと各部屋を連結させると廊下の節約になりますが、この設計は間にウォークインクローゼット、納戸を配置して中間ゾーンをあえて設計しています。
2〜3畳程度は廊下が必要になってきますが、その分パブリックゾーンと離れているので、落ち着いた部屋構成になっています。間の収納スペースが音の緩衝材にもなっているので夜リビングでテレビをみていても気になりにくい設計です。
Point:LDKを優先させる
またLDKを重視して計画しているので、キッチンから和室、リビング、ダイニング、ウッドデッキと一通り見渡せる設計にしており、目線が周囲に通る間取りです。なおかつこのレイアウトではキッチンからテレビが見やすいことも、奥様にとってはポイントが高いでしょう。テレビを見ながら料理、洗い物等がこなせるのです。
Point:寝室、子供部屋は日当たり眺望は悪い
しかしLDKの快適性を重視しているので、その分デメリットも出てきます。寝室、子供部屋は北側に押し込めているので日当たりや眺望は期待出来ません。
この考え方は限られた敷地で取捨選択して計画する事でうまく全体がまとまる事と同じで、間取りも寝室、子供部屋は割り切って全て北側にする事で、他の空間がとても気持ちよく計画出来る例なのです。
外観デザインのポイント
Point:窓が無いデザイン
窓面があまり目立たないような計画にしています。その為非常にスッキリとした外観デザインになっています。窓が沢山ある外観は綺麗にまとめる事がとても難しいのですが、窓が無い場合は外観をまとめやすくなります。
窓の無い設計というスタイルが好みの方にはピッタリの外観になるのです。
この間取りを参考にしたいと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!
間取りがしっくりきていません・・・という方はこちら↓
家づくり勉強中という方はこちら!↓
プラン修正を繰り返しても上手くいかない・・とお困りの方はこちら↓