和室の広さを考えたとき何畳が良いか、多くの方が悩んでしまいます。
それは何畳あれば布団が何枚敷けて、何人寝ることが出来るか、こたつのような座卓を置く場合6人掛を置きたいけど何畳あれば無理なく置くことが出来るかなど、実際の生活に即した目安が無い為なのです。
ここでは和室を計画するときの目安として、
@敷き布団を敷く
Aこたつ(座卓)を置く
Bテレビを設置する
この3点に絞って説明をしています。必要以上に広くしてももったいないですし、目的が果たせない広さでは元も子もありません。必要な適切な広さを求める時の参考にしてもらえると幸いです。
和室といった個室までは必要無いけど畳コーナーは欲しいという方で、リビングの一角に2畳〜3畳位を計画される場合があります。
もし3畳以下の広さを計画する場合は、何が置けるかを良く確認しておく必要があります。
この広さではシングルの布団が綺麗に1組置けておしまいです。85p角程度の正方形のこたつ、座卓が置けますが4人座ることが出来ず、対面に2人が座れる程度になるのです。
3畳の広さがあっても布団2組は難しいので間違わないようにしましょう。
4.5畳あれば和室としてとりあえず成立する広さですね。リビングと隣接させても子供が遊ぶ場所、寝る場所、こたつを置く場所としても一通りの役割を果たしてくれます。
4.5畳あって初めて布団を2組並べて敷くことが出来ます。誰かを家に泊める時などもこの程度の広さは必要だと分かります。
またこたつを置く場合も小さな4人用の物(120cm×85cm)であれば無理のない広さと言えそうです。85cm×85cmの正方形のこたつでも圧迫感なく4人が座れそうです。
ただしテレビも設置するには厳しい広さなので、あくまで布団2組、小さめの4人用のこたつが置ける広さと認識しておきましょう。
またテレビ+座卓両方の設置が難しいので単独の独立した一部屋としては物足りない広さでしょう。4.5畳で和室を考える時は基本的にLDKに隣接した間取りが良いでしょう。
6畳の広さがあれば色々と置ける家具などの幅も広がります。布団も3組並べて敷くことが出来ますので、お友達1家族であれば泊めることが出来そうです。
またこれ位の広さになってくると6人用のこたつ(座卓)も置くことが出来ます。
また4人用のこたつ+テレビもレイアウト出来る広さです。6畳程度の広さがあればLDKと隣接していなくても独立した一部屋として機能をはたしてくれます。
お客様用、誰かが泊まっても大丈夫なように独立した和室を考える場合は6畳を基本として考えると良いかもしれませんね。
8畳あれば先ほどの6畳の布団、こたつの設置に加えてテレビを置いても無理の内広さになってきます。法事がある、親戚が集まる機会が多い等、広めの和室を必要とされる場合は良いかもしれません。
ただし8畳の和室はかなりの面積を必要としますで、35坪前後一戸建てを考える場合は不向きな広です。
LDKや収納が圧迫されてしまいますので8畳の和室を考える場合は家の建坪も40坪前後は必要です。
和室広さの目安は布団を何組敷くことができるか、こたつ(座卓は)は何人用を置くことが出来るか等を基準に考えていくと考え安いです。ここでご紹介した内容を一覧にすると以下のようになるのです。
いかがだったでしょうか?新築をお考えの方、リノベーションをされる方で和室の広さをご検討されている方は参考にして適切な広さを選択して頂けると幸いです。
さらに納得の家づくりを進める為に
また、和室だけでなくLDKや寝室の広さなども確認してみると、より納得の間取り作りが可能になります。
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