南側に建物が近接する土地と吹抜けのある間取り
この家のデータ
4DK+書斎
1階:55..80u2階:51.46u 延べ床面積:107.26u(32..44坪)
外観テイスト:シンプルモダン
この間取りで参考になるポイントはココ!
- 南北に狭い土地での間取りの考え方
- 階段のゾーニングと吹き抜けの位置
- 子供部屋と書斎の関係
こんな要望、生活スタイルを考えている人に参考になりますヨ!
- 南側にお隣の建物が迫っているが明るいリビングが良い
- 落ち着いた書斎を計画したい
▼▼配置・平面・立面▼▼
配置計画のポイント
Point:吹き抜けに頼ることを前提とした配置
土地が東西に長く南北に短い土地での計画です。南側にも同じような土地があり建物が接近しているので土地自体の日当たりがあまり良くない条件となっています。
庭と1階の日当たりは非常に悪いのでできるだけ建て物も北側に寄せて建てるようにしています。
平面計画のポイント
Point1:老後を考えて1階LDK
土地の条件の通り日当たりが悪い為通常生活する時間の長いLDKが日当たりが良くなるように計画する必要があります。
このケースでは2階にリビングやダイニング・キッチンを持ってくるケースもあるのですが、老後の事を考え1階にLDKと水周りを配置しています。
Point2:日当たりは吹き抜けでカバー
日当たりは良くないので、リビングとダイニングの上部に大きな吹抜けと窓をとっています。この窓により部屋の奥まで日差しを届けるよう配慮しています。
エアコンの効率や2階の音など気になる部分もありますが、立地条件から考えるとデメリット以上のメリットが考えられますので吹抜けを採用しています。
Point3:建物も南北に短くする
建物自体もできるだけ南北に短い設計になっています。この建物設計では東西方向に10m南北方向に5.5mになっています。南北方向をできるだけ短くする事で吹抜け窓にもより日差しが差し込むような計画です。
Point4:洗面と脱衣を分ける
また洗面と脱衣所が分かれている所もポイントです。洗面と脱衣の広さと間取りでも説明しているように本来洗面の行為と脱衣の行為は別物ですので、省スペースですがこれを実現しています。
その為誰かがお風呂を使っていても洗面は使える状態ですし、来客時も脱衣所に入ることなく手を洗う事が出来るのでプライベートな空間をのぞかれる心配もありません。
Point5:書斎と子供部屋は離す
また2階では西側に子供部屋を東側に主寝室と書斎をまとめています。一見すると気づきにくいですが、子供部屋が離れている為、書斎を使っている時や就寝時こ子供部屋の音を気にする必要がありません。
つまり逆に寝室の音が子供部屋の邪魔をすることも少ないと言う事です。受験期のお子様が居る場合などは良いかもしれませんね。
外観デザインのポイント
間口が狭い土地なので外観も道路面の西側しか基本的に見えません。つまり他の方角の外観はあまり気にする必要なく西面にのみデザイン性が高くなるように設計をしています。
小窓の連続や玄関先の格子がアクセントになっています。
この間取りをみて参考にしたいなと思ったら、打ち合わせ中のメーカー、工務店にこう伝えよう!
- 吹き抜けを設けて明るいリビング、ダイニングにしたい
- 書斎は子供部屋と離して考えたい。
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